Pleasure

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Pleasureとは

Pleasure(プレジャー)は、オレゴン州ポートランド出身のジャズ・ファンク/ソウル・バンドだ。ジャンル表記ではFunk / Soul、スタイルとしてはFunk、Discoが挙げられている。メンバーはMarlon McClain、Randy Hall、Bruce Carter、Michael Hepburn、Dennis Springer、Nathaniel Phillips、Donald Hepburn、Sherman Davis、Bruce Smith、Dan Brewster、Douglas Lewisらで、地元ポートランドで育った仲間同士が中心になって活動を始めた。

結成の背景

バンドのメンバーは全員がポートランド生まれで、子どもの頃から互いを知っていた。地元では、Donald Hepburnが1968年にジェファーソン高校の催しのために結成したThe Soul Mastersと、Marlon McClain、Nathaniel Phillips、Bruce CarterらがいたThe Franchiseが合流し、1972年ごろからPleasureとして活動を始めたとされる。バンド名は、ウイスキー広告にあった「rare pleasure」というコピーから取ったという話が残っている。

Fantasy Recordsとの契約と70年代の活動

1970年代前半、Pleasureはポートランドのクラブ、Upstairs Loungeなどで評判を広げた。そこでThe Crusadersのトロンボーン奏者であり、作家・プロデューサーでもあるWayne Hendersonと出会い、1974年にFantasy Recordsと契約する。Hendersonは自身のAt Home Productionsを通じて、約4年間にわたりプロデューサー兼メンターを務めた。

Fantasyからは以下のアルバムを発表している。

  • Dust Yourself Off(1975年)
  • Accept No Substitutes(1976年)
  • Joyous(1977年)
  • Get To The Feeling(1978年)
  • Future Now(1979年)
  • Special Things(1980年)

その後はRCAに移り、1982年にGive It Upをリリースしている。

音楽的な特徴

Pleasureの音楽は、ジャズ、ロック、ソウル、ファンク、R&Bを混ぜたものとして説明されている。ホーンを前面に出したファンク/ソウルに、ジャズの要素が入る構成が特徴で、演奏面ではダンス向きのグルーヴを持っていた。プロフィールでも「distinctive, funky and definitely danceable」とされていて、実際にクラブやライブハウスで評価を高めた経緯がある。

オリジナルの主要メンバーには、それぞれ次のような担当があった。

  • Marlon McClain: エレクトリック/アコースティック・ギター、バッキング・ボーカル
  • Sherman Davis: リード/バッキング・ボーカル
  • Bruce Carter: ドラム
  • Donald Hepburn: キーボード、バッキング・ボーカル
  • Nathaniel Phillips: エレクトリック・ベース、バッキング・ボーカル
  • Bruce Smith: パーカッション、バッキング・ボーカル
  • Dennis Springer: ソプラノ/テナー・サックス
  • Dan Brewster: トロンボーン、バッキング・ボーカル

代表曲とチャート成績

代表曲としてよく挙がるのは、1979年のアルバムFuture Nowに収録された「Glide」だ。この曲はPleasure最大のヒットになり、Billboard Hot 100で55位、R&Bチャートで10位を記録した。アルバムFuture Now自体も、R&Bチャートで27位、Billboard 200で67位に入っている。

この時期のPleasureは、Commodores、Kool & the Gang、Earth, Wind & Fireらと同じステージに立っていた。活動の場がファンク/ソウルの主要シーンにあったことがうかがえる。

解散後の動き

Pleasureは1982年ごろに解散した。その後、メンバーは音楽教育、プロデュース、ソングライティング、ツアー・サポートなど、それぞれの形で活動を続けた。Kenny G、Herb Alpert、The Whispersなどのサポートに関わったメンバーもいる。

サンプリングと再評価

Pleasureの楽曲は、ヒップホップやR&Bで多くサンプリングされてきた。Janet JacksonのThe Velvet Ropeにも使われている。さらに、映画House Party(1990年)やUncle Drew(2018年)、ゲームGrand Theft Auto Vでも楽曲が使われている。

こうした再利用の広がりもあって、Pleasureは現在も再評価が進んでいる。近年は再結成し、2019年には新作Now Is The Timeを発表した。2023年には創設メンバーのDonald Hepburnが亡くなったあとも、地元ポートランドで久しぶりのステージに立っている。

ポートランドのブラック・ミュージック史の中で

Pleasureは、ポートランド発のバンドとして、地元のブラック・ミュージック史に名前を残している。ジャズ・ファンク、ソウル、ディスコの要素を行き来しながら、70年代から80年代初頭にかけて独自の存在感を出していたグループだ。アルバム単位で追っていくと、クラブ・バンドとして始まり、メジャー・レーベルで活動し、のちにサンプリング素材としても広く使われる流れが見えてくる。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Disco Funk
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