Rare Earth

Vinyl Record Reviews

Rare Earth

Rare Earthとは

Rare Earth(レア・アース)は、アメリカ・ミシガン州デトロイトで結成されたロック/サイケデリック・ソウル/ファンク・バンド。名門モータウン・レコードが初めて契約した本格的な白人ロック・グループであり、同社が設立したロック専門レーベル「レア・アース・レコーズ」のレーベル名の由来かつ看板アクトとして歴史に名を刻む。

活動の中心となったメンバーと編成

グループの中核を担ったのは、ドラムを叩きながら力強いリードボーカルを歌うピート・リヴェラ(ピーター・ホーレルベック)と、サックス/フルート/ボーカルのギル・ブリッジス、ベース/トロンボーンのジョン・パリッシュ、ギターのロッド・リチャーズ、キーボードのケニー・ジェームスら。1969年末にはコンガ奏者エディ・グズマンが加入し、ロックの基本編成に管楽器とラテン/アフロ・パーカッションが融合した重厚なグルーヴを生み出した。

「Get Ready」のミリオンセラーと快進撃

1969年のアルバム『Get Ready』に収録されたテンプテーションズのカバー「Get Ready」は、アルバム片面を費やした21分を超える熱狂的なジャム演奏から3分台のシングル版が作られ、全米チャート4位を記録するミリオンセラーを達成。アルバムも77週にわたってチャートインする大ヒットとなり、モータウンをFMロック・ラジオ局へと進出させる原動力となった。

その後も1970年のアルバム『Ecology』からテンプテーションズのカバー「(I Know) I'm Losing You」(全米7位)、1971年のアルバム『One World』から名アンセム「I Just Want to Celebrate」(全米7位)などのメガヒットを連発した。

音楽的特徴と歴史的意義

Rare Earthの真骨頂は、モータウン直系の洗練されたソウル・フィーリングと、デトロイトのストリートで培われたハードなロック・ダイナミズムの融合にある。黒人音楽の聖地モータウンにおいて、白人ロック・バンドがファンクのグルーヴを真正面から体現したそのスタイルは、人種やジャンルの垣根を打ち破る画期的な試みであった。70年代アメリカン・ロックとファンク/ソウルが交差する最高峰のバンドとして、今なお色褪せない熱量を放っている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Pop Rock Funk Psychedelic Rock Soul
Share

こちらもおすすめ

toast