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The Brooklyn, Bronx & Queens Band(通称B. B. & Q. Band)は、1981年に結成されたアメリカのポスト・ディスコ/エレクトロ・ファンク・グループだ。グループ名は、中心メンバーたちが集まったニューヨーク市のブルックリン、ブロンクス、クイーンズの3つの行政区に由来する。名グループChange(チェンジ)やHigh Fashion(ハイ・ファッション)を手掛けたイタリア系プロデューサー陣が関わり、80年代初頭のアーバン・ダンス・クラシックを多数残した。
このバンドは、Changeの成功で世界的に脚光を浴びていたプロデューサーのジャック・フレッド・ペトルス(Jacques Fred Petrus)とマウロ・マラヴァシ(Mauro Malavasi)によって立ち上げられた。イタリアのボローニャでトラックを制作し、ニューヨークの一流ミュージシャンとヴォーカリストを迎えて完成させる彼ら特有のプロダクション・スタイルがそのまま活かされている。
参加メンバーにはParis Ford、Curtis Hairston、Ike Floyd、Kevin Robinson、Davide Romani、Paolo Gianolio、Terry Silverlight、Tony Bridges、Bernard Davis、Mike Campbellら腕利きのプレイヤーが集結した。時期によってリード・ボーカルや編成が柔軟に変化した点もこのグループの特徴だ。
1981年、キャピトル・レコード(Capitol Records)からデビュー・アルバム『The B. B. & Q. Band』を発表した。リード・ボーカルにIke Floydを据え、マウロ・マラヴァシが作曲を手掛けたシングル「On the Beat」が爆発的な大ヒットを記録。Billboardのダンス・チャートで3位、R&Bチャートで8位に達した。
同曲では、Luther Vandross、Fonzi Thornton、Diva Grayといったトップ・セッション・シンガーがバック・ボーカルに参加。洗練されたイタロ・ディスコのタイトなプロダクションと、ニューヨークの本場のファンク/ソウル・グルーヴが奇跡的な融合を果たし、80年代ダンス・クラシックの金字塔となった。
1982年には2ndアルバム『All Night Long』をリリース。リード・ボーカルにKevin Robinsonを迎え、タイトル曲「All Night Long」や洗練されたミディアム・ブギー「Imagination」がクラブ・シーンで大きな支持を集めた。1983年には3rdアルバム『Six Million Times』を発表し、タイトなファンク・サウンドを維持し続けた。
1985年、レーベルをElektraへ移籍して通算4作目となるラスト・アルバム『Genie』をリリースした。このアルバムではKae Williams Jr.がプロデュースに参加し、若き実力派シンガーのCurtis Hairstonをメイン・リードに起用。「Genie」「Dreamer」「Ricochet」などの洗練されたアーバン・エレクトロ/80sブギーが全英チャートやヨーロッパ各地のクラブを席巻した。
ダンス・フロア直撃の強靭なビート、硬質なスラップ・ベース、きらびやかなシンセサイザーのフレーズが一体となったこの作品は、ポスト・ディスコ/80sブギーの最高峰の1枚として今なお語り継がれている。
1986年頃に活動を終了。1987年に仕掛け人のジャック・フレッド・ペトルスがグアドループで悲劇的な死を遂げたこともあり、再結成が行われることはなかった。
しかしB. B. & Q. Bandが残した楽曲群は、Changeと並び称される80年代初頭のポスト・ディスコ/ブギーの至宝として、世界中のソウル・コレクターやクラブDJたちから熱烈なリスペクトを集め続けている。