Teena Marie

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Teena Marie

Teena Marieとは

Teena Marie(ティーナ・マリー、本名: Mary Christine Brockert)は、1956年3月3月5日サンタモニカ生まれ、2010年12月26日にパサデナで亡くなった、アメリカのR&B/ソウル歌手、ソングライター、プロデューサーだ。ジャンル表記ではElectronic、Funk / Soul、スタイルとしてFunk、Soul、Discoが挙げられている。Lady T、The Ivory Queen of Soulという呼び名でも知られている。

モータウンでのスタート

1976年にモータウンと契約し、1979年にデビュー・アルバム『Wild and Peaceful』を発表した。ここではRick Jamesがプロデュースや共作に関わり、Teena Marie本人もRick Jamesとのデュエット曲「I'm a Sucker for Your Love」で存在感を示している。デビュー作ではジャケットに本人写真を使わなかったため、ラジオで先に楽曲を知った人の中には、黒人女性シンガーだと受け取った人もいたという話が残っている。

その後もモータウン期には、1980年の『Irons in the Fire』、1981年の『It Must Be Magic』を発表している。『Irons in the Fire』では全曲セルフ・プロデュースを行い、「I Need Your Lovin'」を収録した。『It Must Be Magic』には「Square Biz」「Portuguese Love」が入り、ゴールド・ディスクを獲得している。

自作自演型のアーティストとして

Teena Marieは歌うだけでなく、作詞作曲、ボーカル・アレンジ、プロデュース、キーボード、ギター演奏までこなしていた。ウェブ上の情報でも、マルチ楽器奏者、プロデューサーとして紹介されている。ソウルやファンクの文脈にいる一方で、演奏面でも制作面でも自分で関わる比重が大きいアーティストだった。

Rick Jamesとはデビュー期から深い関係があり、「Fire and Desire」などでの共演も知られる。ほかにもHoward Hewett、George Duke、Faith Evansとのデュエット歴がある。

モータウンとの訴訟と転機

1982年には、アルバムのリリースをめぐってモータウンを相手取り提訴した。これは、レコード会社が作品を出さないままアーティストを契約で縛ることに対する争いとして知られている。Teena Marieが勝訴したこの判例は「ブロッケート・イニシアチブ(ティーナ・マリー法)」とも呼ばれ、後のアーティストの権利保護に影響を与えた。

この出来事のあと、彼女はEpicへ移籍している。

80年代のヒット曲

Epic移籍後は、より広い層に届くヒットを重ねた。1984年の『Starchild』では「Lovergirl」がBillboard Hot 100で最高4位を記録し、ポップ・チャートでも大きく伸びた。1988年の『Naked to the World』では「Ooo La La La」が自身初の全米Billboard R&Bチャート1位になっている。

また、彼女は映画音楽との接点も持っていて、『The Goonies』『Top Gun』『Tap』のサウンドトラックに楽曲を提供している。1998年にはDanny Tenagliaのアルバム『Tourism』にも参加し、「Baby, Do You Feel Me?」でボーカルを担当した。

後世への影響

Teena Marieの楽曲は、後のヒップホップやR&Bでたびたびサンプリングされている。特に「Ooo La La La」は、The Fugeesの「Fu-Gee-La」で引用されたことで広く知られる。ほかにもBeyoncéの「Energy」など、さまざまな楽曲で参照されている。

人種の壁を越えてモータウンで評価されたこと、そして自分の作品と権利を守るために動いたことは、彼女のキャリアを語るうえで外せない点だ。R&B、ソウル、ファンクを軸にしながら、演奏と制作の両方で動けるアーティストとして、今も名前が挙がることが多い。

主な作品

  • 『Wild and Peaceful』(1979年)
  • 『Irons in the Fire』(1980年)
  • 『It Must Be Magic』(1981年)
  • 『Starchild』(1984年)
  • 『Naked to the World』(1988年)

関連して覚えておきたい名前

  • Rick James: デビュー期を支えた盟友であり、プロデューサーとしても関わった
  • Alia Rose: 娘のシンガー
  • Maya Rudolph: ゴッドマザーを務めた
  • Berry Gordy: Motown創設者

Teena Marieの作品を追うと、モータウン時代のソウル、80年代のポップ寄りの展開、そして後年のサンプリング文化まで、いくつもの流れがつながって見えてくる。

ジャンル・スタイル

Electronic Funk / Soul Disco Funk Soul
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