The Brooklyn, Bronx & Queens Band - The Brooklyn, Bronx & Queens Band (1981)
The Brooklyn, Bronx & Queens Band 1981

The Brooklyn, Bronx & Queens Band - The Brooklyn, Bronx & Queens Band (1981)

Funk / Soul Boogie Soul Disco

The Brooklyn, Bronx & Queens Band『The Brooklyn, Bronx & Queens Band』

The Brooklyn, Bronx & Queens Band、通称B. B. & Q. Bandの1981年発表のデビュー作。本作は、ジャック・フレッド・ペトルスとマウロ・マラヴァシの黄金制作チームを軸に組み立てられたポスト・ディスコ/ブギーの決定盤である。ニューヨークの3区名を冠しながら、トラック制作はイタリア・ボローニャのFonoprint Studios、ボーカル録音とミックスはニューヨークのMedia Sound Studiosで行われた、米伊ハイブリッドの制作手法が鮮やかに結実している。

制作背景・エピソード

このプロジェクトは、Changeの世界的成功で名を馳せたペトルスとマラヴァシのコンビによって企画・結成された。リード・ボーカルには伸びやかな歌声を持つIke Floydが起用され、バック・コーラスにはLuther Vandross、Fonzi Thornton、Diva Grayら、Changeでもおなじみのニューヨーク最高峰のセッション・ボーカリストが集結した。

トラックの制作陣には、躍動的なスラップ・ベースを弾くParis Fordをはじめ、Paolo Gianolio、Davide Romani、Bernard Davis、Kevin Nanceら腕利きが参加。イタリア側の洗練されたアレンジとニューヨーク側のソウルフルなボーカルが見事な分業体制で融合している。

時代の文脈

1981年は、1970年代末のディスコ狂乱が落ち着き、よりタイトでファンキーなシンセサイザーとスラップ・ベースを軸にしたポスト・ディスコやブギーへとダンス・ミュージックの潮流が大きくシフトした過渡期であった。Chicが開拓した都会的ディスコの洗練をイタリア的な優雅なメロディ感覚と掛け合わせ、パラダイス・ガラージをはじめとするニューヨークのクラブ・シーンで絶大な支持を集めた。

先行シングル「On The Beat」は、Paris "Peewee" Fordのベースと軽快なピアノ・リフ、華やかなホーンが一体となった強力なダンス・ナンバーで、全米ビルボードのダンス・クラブ・ソングス・チャートで3位、Hot Soul Singlesで8位を記録。アルバム自体も全米R&Bアルバム・チャートでトップ40入りを果たした。

後世への影響

「On The Beat」は、後世のヒップホップやハウス・ミュージックに多大な影響を与えた歴史的ダンス・クラシックとなった。50 Cent率いるG-Unitの「We On Fire」をはじめ、数々のヒップホップ作品でサンプリングや引用が繰り返されている。

また、「Starlette」やメロウな「Time For Love」も、80年代ブギー/モダン・ソウルの屈指の名曲として世界中のDJやコレクターから現在も愛され続けている。

トラックリスト

  1. A1 On The Beat 5:55
  2. A2 Time For Love 6:05
  3. A3 Don't Say Goodbye 3:47
  4. B1 Starlette 4:57
  5. B2 Mistakes 4:40
  6. B3 Lovin's What We Should Do 5:06
  7. B4 I'll Cut You Loose 5:18

動画プレイリスト

公開: 2026年10月
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