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The Style Councilは、1983年にイングランドのウォキングで結成されたバンド。ザ・ジャムを解散したポール・ウェラーが、キーボードのミック・タルボットと組んだことから始まった。のちにスティーヴ・ホワイトがドラムスで参加し、ディー・C・リーが加わって固定メンバーになった。
結成当初から、ポール・ウェラーはザ・ジャム時代のギターロック中心の路線から離れ、ポップ、ソウル、ヒップホップまで取り込む方向を打ち出していた。1983年には、ソウル寄りのポップ、政治的なメッセージを含むファンク、シンセを使ったバラード、ノーザン・ソウルの要素がある曲など、性格の違うシングルを次々に発表している。
1984年のアルバム『Café Bleu』は全英アルバム・チャートで初登場2位を記録した。続く1985年の『Our Favourite Shop』は全英1位となり、バンドの最高位になっている。この時期は、ラテン音楽、ジャズ、ファンクを取り入れながら、政治的なテーマも扱っていた。全世界での売上は100万枚を超えたとされる。
同じ1985年には「Walls Come Tumbling Down!」もヒットし、ライヴ・エイドにも出演した。英国ではヒット曲が続き、トップ20入りしたアルバムは6作にのぼる。ヨーロッパでも広く支持を集めた。
1986年以降は売上や評価が下がり、1988年の『Confessions of a Pop Group』は全英15位だった。未発表に終わった『Modernism: A New Decade』のセッションからは「Promised Land」だけが先に出ていて、のちに1998年になって単独盤やボックス・セット『The Complete Adventures of The Style Council』の一部として公開されている。バンドは1980年代末に解散し、1990年3月に活動を終えた。
The Style Councilの特徴は、ポップを土台にしながら、ソウル、ソウル・ジャズ、ラウンジ、ファンク、ジャズ、ラテン音楽まで入れていた点にある。編成やアレンジも、ギターバンドというより、鍵盤やリズム隊を軸にした作りが目立つ。
作品ごとに曲調の幅が広く、同じ時期のシングルでも、ソウル風のポップ、ダンス寄りのファンク、バラード、政治色のある曲が並ぶ。ポール・ウェラーは、楽曲の内容だけでなく、当時の社会や政治への反応も作品に入れていた。
一般的なロックバンドの枠に収まりにくいのがこのグループの面白さで、ジャズ寄りのコード感や、ラウンジ的な音の置き方も含めて、80年代の英国ポップの中ではかなり独自の立ち位置にいた。
The Style Councilは、ザ・ジャムの延長線上にありながら、より広いブラック・ミュージックやクラブ・ミュージックの要素を取り入れたバンドとして見られている。ポール・ウェラーがロックの文法から少し外れた場所で曲を作っていた時期でもあり、その動きは当時の英国ポップの中で目立っていた。
商業的には『Our Favourite Shop』で大きな結果を残し、その後は下降したものの、ソウル、ジャズ、ファンクをポップの中に入れた80年代英国バンドとして名前が残っている。ポール・ウェラー本人も、後年の発言ではバンドの終わり方について触れている。