The Trammps

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The Trammps

The Trammpsとは

The Trammpsは、アメリカ・フィラデルフィア出身のディスコ/ソウル・ヴォーカル・グループだ。1960年代にThe Volcanosとして活動を始め、その後The Moodsなどの名義も使いながら、1970年代にThe Trammpsとしてまとまっていく。

初期の中心には、オリジナルのリード・ヴォーカルだったGene Faith、ドラマー兼ヴォーカリストのEarl Young、ギタリストのDennis Harris、キーボードのRon Kersey、オルガンのJohn Hart、ベーシストのStanley Wade、ドラマーのMichael Thomasらがいた。グループ名が変わりながら進んだ経緯も含めて、フィラデルフィアのダンス・ミュージック史と強く結びついた存在だ。

フィラデルフィア・ソウルとのつながり

The Trammpsの特徴を語るうえで、Earl Youngの存在は外せない。Youngはフィリー・ソウルのハウス・バンドMFSBのドラマー兼ヴォーカリストでもあり、Trammpsの録音とツアーでもドラムを担当していた。演奏面と歌唱面の両方に関わっていた点が、このグループのサウンドに独特の芯を作っている。

プロデュース面では、Earl Young、Ronnie Baker、Norman Harrisによる「ベイカー=ハリス=ヤング」チームが重要な役割を担った。フィラデルフィア・インターナショナル周辺の制作環境とつながりながら、ソウルの要素を保ったままダンスフロア向けの楽曲を作っていった流れが見える。

活動初期からチャート入りまで

1972年にBuddahから出した「Zing! Went the Strings of My Heart」は、R&Bチャートでトップ20入りを果たした。この曲ではEarl Youngの特徴的なベース・ヴォーカルが聴ける。1975年には英国で再発されてチャート入りし、同年の「Hold Back the Night」は全英5位を記録した。

その後、レーベルはBuddah、フィラデルフィア・インターナショナル傘下のGolden Fleece、Atlanticへと移っていく。1976年には「That’s Where the Happy People Go」もヒットしている。こうした動きを見ると、アメリカ国内だけでなく英国でも支持を広げていたことがわかる。

「Disco Inferno」とディスコ時代

The Trammpsを代表する曲としてまず挙がるのが「Disco Inferno」だ。1976年に発表され、1977年初頭にはダンス・チャートで6週連続1位を記録した。共作者の一人にRon Kerseyがいる。

その後、この曲は映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックに収録され、グラミー賞受賞作として知られる作品の中で広く聴かれるようになった。1978年の再発ではBillboard Hot 100で11位まで上昇している。ディスコ期の定番曲として扱われることが多いが、実際にはソウル寄りの歌の強さと、ダンス向けの推進力が両立した作りになっている。

メンバーの変遷

プロフィール上でも、The Trammpsは複数の名義や編成を経て成立したグループとして整理されている。中核にはJimmy Ellis、Harold Wade、Stanley Wade、Robert Upchurch、Earl Youngらがいた時期がある。メンバー名を見ると、歌、演奏、制作の役割がかなり密接に重なっていたことがうかがえる。

なお、リード・シンガーのJimmy Ellisは2012年3月8日に74歳で亡くなっている。ベーシストのStanley Wadeも2021年1月に亡くなった。2000年代には複数のツアー用Trammpsが並立する状態になっていた。

音楽的な特徴

The Trammpsの音楽は、ディスコのグループとして語られることが多い一方で、土台にはソウル・ヴォーカル・グループらしい歌の組み立てがある。Earl Youngの低音の歌、複数人によるコーラス、ベースラインとドラムの押し出しが、楽曲全体を前に進めている。

また、フィラデルフィアの制作陣とつながることで、オーケストラ的な厚みや、ダンス向けの明確なビートも取り込んでいる。ソウルの歌心とディスコの機能性が同居している点が、The Trammpsの聴きどころになっている。

今でも参照される理由

「Disco Inferno」が映画や再発盤を通じて広く知られていることに加えて、The Trammpsの楽曲はサンプリングや引用の文脈でも参照されている。関連サイトとしては公式サイトのほか、Earl Youngに関するページや、楽曲のサンプル情報をまとめたページも残っている。

ディスコの代表格として名前が挙がることが多いが、出発点はフィラデルフィアのソウル・グループだ。そこから70年代のダンス・ミュージックに接続していった流れを追うと、The Trammpsの立ち位置が見えやすい。

  • 出身: アメリカ・フィラデルフィア
  • ジャンル: Funk / Soul
  • スタイル: Disco
  • 代表曲: 「Disco Inferno」「Hold Back the Night」「That’s Where the Happy People Go」「Zing! Went the Strings of My Heart」
  • 中心人物として知られるメンバー: Earl Young、Jimmy Ellis

参考: 公式サイト、Earl Young関連サイト、Wikipedia、Soulwalking、WhoSampled、ファンページなど。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Disco
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