Tracie Young - Far From The Hurting Kind (1984)
Tracie Young 1984

Tracie Young - Far From The Hurting Kind (1984)

Electronic Synth-pop

Tracie Young『Far From The Hurting Kind』について

Tracie Youngの『Far From The Hurting Kind』は、1984年に登場した作品で、レーベルはPaul Wellerが関わったRespond Records。アーティストとしては、1965年3月25日生まれのイングリッシュ・ポップ・シンガー、Tracie Youngの初期を代表する一枚として見られることが多い内容です。ジャンル表記はElectronic、スタイルはSynth-pop。80年代前半の英国ポップらしい、シンセを軸にした時代感のある作品です。

作品の位置づけ

Tracie Youngは、1980年代の英国ポップ/シンセポップの流れの中で活動した歌手で、この時期の作品はPaul Weller周辺の文脈でも語られやすい存在です。Respond Recordsというレーベル自体がPaul Wellerの所有レーベルとして知られており、この作品もその周辺のUKポップ・シーンを感じさせる1枚になっています。

『Far From The Hurting Kind』は、Tracie Youngの名前を知るうえで重要なタイトルのひとつで、1984年という制作年を踏まえると、当時のシンセポップの空気をそのまま映した作品として捉えやすいです。派手なロック寄りではなく、打ち込みや鍵盤の質感を前面に置いた80年代前半らしい作りが特徴的です。

サウンドの印象

実際に聴くと、シンセの音色が曲の輪郭をはっきり作り、その上にTracie Youngのボーカルが乗る構図が見えてきます。音の作りは当時のUKポップに多い、リズムとメロディをきれいに整理したタイプで、派手な装飾よりも曲そのものの流れを重視した印象です。

この時代の同系統のアーティストとしては、ソロ・ポップ寄りの女性シンガーや、シンセを使ったブリティッシュ・ポップの流れを思わせる部分があります。80年代前半の英国ポップの中では、スタジオの質感やアレンジの整理された感じが共通点として挙げやすいです。

タイトル曲について

タイトルになっている「Far From The Hurting Kind」は、作品全体の印象を象徴する曲名としても機能していて、アルバムの中心に置かれていることがうかがえます。こうしたタイトル曲は、アーティストのその時点での方向性を伝える役割を持つことが多く、この作品でもTracie Youngの歌声と80年代ポップの組み合わせを端的に示しているように感じられます。

1984年作品としての聴きどころ

1984年という年は、シンセポップが広く定着していた時期で、英国のポップ・シーンでも電子音の使い方がかなり洗練されていた時代です。この作品もその流れの中にあり、同時代の作品と並べてみると、メロディの作り方や音の置き方に当時らしい共通項が見えてきます。

Tracie Youngの作品を追ううえでは、初期の代表的な一枚として押さえやすいタイトルで、80年代英国ポップの空気を感じるための手がかりにもなるアルバムです。

基本情報

  • アーティスト: Tracie Young
  • タイトル: Far From The Hurting Kind
  • オリジナルリリース年: 1984年
  • 盤のリリース年: 1984年
  • レーベル: Respond Records (AMP-28093)
  • アーティストの国: Japan
  • リリース国: Japan
  • ジャンル: Electronic
  • スタイル: Synth-pop

トラックリスト

  1. A1 (I Love You) When You Sleep
  2. A2 Soul's On Fire
  3. A3 Nothing Happens Here But You
  4. A4 I Can't Hold On 'Till Summer
  5. A5 Dr. Love
  6. B1 Thank You
  7. B2 Moving Together
  8. B3 Spring, Summer, Autumn
  9. B4 What Did I Hear You Say
  10. B5 Far From The Hurting Kind

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