Brief Encounter

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Brief Encounter

Brief Encounterとは

Brief Encounterは、アメリカ・ノースカロライナ州ノース・ウィルクスボロ出身のソウル/ファンク・グループだ。1970年代初頭に結成され、ゲイリー、モンティ、ヴェルマー、ラリー、バーナードのベイリー兄弟を中心に、モーリス・ウィッティングトンらが加わって活動した。もともとはThe Sounds of Soul名義だったが、同名バンドの存在を受けてBrief Encounterへ改名している。

活動の流れ

1974年にシングル「Just A Little Notion」でデビューし、その後も「(Don't You See) I'm Crazy About You」などを発表した。ナッシュヴィルのラジオDJ、ジョン・リッチバーグが主宰するSeventy Seven Recordsと契約し、地元周辺だけでなく、後の再評価につながる録音を残している。

1977年には、アラバマ州のマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオで録音した1stアルバム『Introducing – The Brief Encounter』をリリースした。続く1981年には、インディペンデント・レーベルMusic Townから2ndアルバム『We Want To Play』を発表している。

当時は大きな商業的成功には結びつかなかったものの、1990年代以降はイギリスのノーザン/モダン・ソウル・シーンや日本のレア・グルーヴ・シーンで注目を集めた。オリジナル盤は高値で取引されることもあり、P-Vine、Athens of the North、Soul Brother Recordsなどから再発も行われている。

音楽的な特徴

Brief Encounterの音楽は、ソウルを土台にファンクのリズム感を重ねた作りが目立つ。リード・ボーカルは甘さのある歌い方で、兄弟メンバーによるコーラスがしっかり絡む。スウィート・ソウル寄りの曲ではその歌声が前に出て、ファンク寄りの曲ではリズム隊とブラスが前面に出る構成になっている。

マッスル・ショールズ録音の1stアルバムでは、粘りのある演奏と整ったコーラスが同居している。2ndアルバム『We Want To Play』では、80年代初頭らしいモダン・ソウルやブギーの要素も見える。「Open Up Your Heart」「Loving and Caring」「Sweet Feeling」などは、その方向性がわかりやすい曲だ。

代表曲とアルバム

  • 『Introducing – The Brief Encounter』(1977年)
  • 『We Want To Play』(1981年)
  • 「Just A Little Notion」
  • 「(Don't You See) I'm Crazy About You」
  • 「Human」
  • 「Open Up Your Heart」

再評価のポイント

Brief Encounterは、当時の流通量が多くなかったこともあり、あとから見つかったソウル/ファンク作品として扱われることが多い。特に『Introducing – The Brief Encounter』は、スウィート・ソウルとディスコ/ファンクの両方を入れた作品として知られている。『We Want To Play』も、モダン・ソウルの文脈で取り上げられることが増えている。

レア・グルーヴやモダン・ソウルを掘る人のあいだでは、Brief Encounterは「知る人ぞ知る」存在というより、再発盤を通じて広く流通する定番のひとつとして扱われている。兄弟グループならではのまとまりと、スタジオ録音の完成度が、その評価を支えている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Funk Soul
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