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Carl Carlton(カール・カールトン)は、アメリカ・ミシガン州デトロイト出身のソウル/ファンク/ディスコ・シンガー、ソングライターだ。1952年5月21日生まれで、「The Bad C.C.」の異名でも知られ、70年代から80年代にかけて時代を彩る傑作ダンス・クラシックを放った。
1960年代半ば、スティーヴィー・ワンダーを想起させるソウルフルな高音ボーカルを武器にLittle Carl Carlton名義でデトロイトのLandoレーベルから活動をスタートさせた。
1967年にはテキサス州ヒューストンへ拠点を移し、ドン・ロビーが率いる名門Duke/Peacock傘下のBack Beatレーベルと契約を結んだ。その後、レーベル買収に伴う印税紛争などを経て、名匠レオン・ヘイウッドとの出会いによって20th Century Fox Recordsへと移籍することとなる。
Carl Carltonのキャリアを決定づけた代表曲のひとつが、1974年の「Everlasting Love」だ。ロバート・ナイトの楽曲をノーザン・ソウル寄りのアップテンポなアレンジと初期ディスコの躍動感でカバーしたこの曲は、Billboard Hot 100で全米6位、R&Bチャートで11位を記録するメガヒットとなった。
原曲の良さを活かしつつ、ダンスフロア向けの推進力を強めた仕上がりで、彼の実力を全米に広く知らしめた記念碑的ナンバーである。
1981年には、レオン・ヘイウッドが書き下ろしプロデュースも手掛けた「She's a Bad Mama Jama (She's Built, She's Stacked)」を発表。ブギーとエレクトロ・ファンクの要素が融合した同曲は、全米R&Bチャート2位、Hot 100で22位を記録し、グラミー賞にもノミネートされる爆発的ヒットとなった。
タイトなスラップ・ベース、弾けるシンセ・リフ、そして張りのあるボーカルが織りなすサウンドは、80年代アーバン・ファンクの最高峰として名高く、のちにヒップホップ界で無数にサンプリングされるなど、時代を超えてフロアを揺らし続けている。
2010年以降はゴスペル音楽の演奏にも取り組むなど、長きにわたり歌い続けた。70年代のソウル/ディスコの金字塔と80年代ファンクの定番曲の両方を打ち立てた稀代のシンガーとして、ブラック・ミュージック史に燦然たる足跡を残している。