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Daryl Hall & John Oatesは、ダリル・ホールとジョン・オーツによるアメリカのポップ・ロック・デュオだ。活動開始は1967年で、2人はテンプル大学在学中にフィラデルフィアのアデルフィ・ボールルームで出会った。アパートをシェアしていた時期に、郵便受けに書かれていた「Hall & Oates」という表記が、そのままデュオ名として定着したという。
本格的な活動は1970年ごろから始まり、1972年にAtlanticからアルバム『Whole Oats』でデビューした。翌1973年の『Abandoned Luncheonette』が初期の代表作として知られている。この作品に収録された「She's Gone」は、のちにルー・ロウルズやタヴァレスによってもカヴァーされ、広く知られる曲になった。
ホール&オーツのサウンドは、フィリー・ソウルやR&Bを土台にしたブルー・アイド・ソウルとして語られることが多い。ソウル、R&B、ポップ・ロックを組み合わせた楽曲が中心で、80年代にはシンセを使ったポップなアレンジも前面に出てきた。提示されているスタイル情報ではSynth-pop、ジャンルではElectronicとされているが、実際の活動全体を見ると、時期によってソウル寄りの曲とシンセを使ったポップ・ロックが並んでいる。
Billboard Hot 100では6曲が1位を記録している。該当する曲は次の通りだ。
また、1974年から1991年までに発表したシングル33曲のうち29曲がトップ40入りしている。こうした実績から、カーペンターズやエヴァリー・ブラザーズを上回る「史上最も成功したデュオ」とも評されてきた。
ホール&オーツは、ポップ・ロックの枠に収まりきらない楽曲の作り方で知られている。ソウルの要素を持ちながら、ラジオ向けのシングルとしても強い曲を多く残した点が特徴だ。80年代のアメリカン・ポップを語るうえで、彼らの存在は外しにくい。
受賞歴としては、2003年にソングライターの殿堂、2014年にロックの殿堂入りを果たし、2016年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに星が刻まれた。こうした評価は、ヒット曲の多さだけでなく、ソングライターとしての仕事ぶりも含めたものだ。
2023年11月には、ホールが出版権の売却をめぐってオーツを提訴した。2024年4月にはオーツが「もう二度と一緒に演奏することはない」と語り、ホールもこれを認めている。長く続いたデュオの関係が、ここで大きな区切りを迎えた形だ。