Eddie Floyd

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Eddie Floyd

Eddie Floydとは

Eddie Floydは、1937年6月25日生まれのアメリカのシンガー、ソングライター、プロデューサーだ。出身はアラバマ州モンゴメリー(1935年生まれとする資料もある)。1960年代のStaxレコードを代表する人物のひとりで、ソロ歌手としても、作家としても実績を残している。

生い立ちと音楽の始まり

幼少期はモンゴメリーで過ごし、母は看護師、父は製鉄労働者だったという。1950年、13歳のときに校長と喧嘩をしてマウント・メイグスの少年矯正施設に送られ、そこで初めて本格的に音楽を学んだ。約3年後にデトロイトへ移り、叔父夫婦Robert & Catherine Westのもとで暮らすようになった。叔父のRobert Westは、後にLu Pine Recordsを設立した人物でもある。

The Falconsでの活動

16歳ごろにMack RiceらとヴォーカルグループThe Falconsを結成した。ここで「You're So Fine」などを発表し、のちにはWilson Pickettがリード・ヴォーカルとして加わって「I Found a Love」も録音している。The Falconsは1963年に解散した。

Stax入りとソングライターとしての仕事

Falcons解散後、FloydはワシントンD.C.に移り、Moonglowsの元メンバーChester Simmonsの紹介でAl Bellと出会う。3人でSafice Recordsを立ち上げ、1964年から1965年半ばにかけて地元アーティストのシングルを半ダースほど出した。レーベル名は3人の名前の頭文字を組み合わせたものだ。その後、BellがStaxのJim Stewartから招かれた流れでSaficeは終わり、Floydもメンフィスへ向かって1965年にStaxとソングライター契約を結んだ。

Staxでは作家としての仕事が多く、Carla Thomasのヒット「Comfort Me」を書いたほか、Steve Cropperとの共作でAtlantic所属のWilson Pickettに「Ninety-Nine and a Half (Won't Do)」「634-5789 (Soulsville, U.S.A.)」を提供した。ほかにもSam & Daveの「You Don't Know What You Mean to Me」、Rufus Thomasの「The Breakdown」、Johnnie Taylorの「Just the One (I've Been Looking For)」などを手がけている。

「Knock on Wood」でソロ歌手として前面に出る

Eddie Floydの名前を広く知られるものにしたのが「Knock on Wood」だ。FloydとSteve Cropperがメンフィスのロレイン・モーテルで書いたとされ、Cropperによれば、書いた夜は雷を伴う嵐が吹き荒れていて、それが歌詞の雷や稲妻のイメージにつながった。コード進行は、Cropperが共作したWilson Pickettの「In the Midnight Hour」を「逆にした」ものだという。もともとはOtis Redding向けに書かれたが、Stax社長のJim Stewartがそれを退け、1966年7月13日にFloyd自身が録音した。発売を後押ししたのはAtlanticのJerry Wexlerだった。

演奏はBooker T. & the M.G.'s(Steve Cropper、Duck Dunn、Al Jackson Jr.、Booker T. Jones)に加え、Isaac Hayesのピアノ、Wayne Jacksonのトランペットが入っている。1966年7月25日にStax 194として発売され、全米R&Bチャート1位、全米ポップ28位、全英19位を記録した。これがFloydのソロ・キャリアの出発点になった。

翌1967年には同名のデビュー・アルバムも発表している。この曲は100組以上にカヴァーされ、1967年のOtis Redding & Carla Thomas版(全米30位)、1974年のDavid Bowieのライヴ版(全英10位)、1979年4月に全米1位となったAmii Stewartのディスコ版などが知られている。

Stax時代の主なヒット

「Knock on Wood」のあとも、FloydはStaxでヒットを続けた。「Raise Your Hand」は1967年に発表され、R&B16位、全英42位を記録している。この曲は後にJanis JoplinやBruce Springsteenが取り上げた。

「Big Bird」は、Otis Reddingの葬儀に向かうためロンドンの空港で飛行機を待つ間に書いた曲だとされる。1968年には「I've Never Found a Girl (To Love Me Like You Do)」がR&B2位、Sam Cookeのカヴァー「Bring It On Home to Me」が全米17位、R&B4位を記録した。FloydはStaxが1976年に破綻するまで在籍している。

後年の活動

Stax以後は他レーベルでも作品を出したが、大きな商業的成功にはつながらなかった。その一方で、1990年代にはThe Blues Brothers Bandとツアーを行い、Steve CropperやDuck Dunnとともにフロントマンとして活動している。1998年の映画『ブルース・ブラザース2000』ではWilson Pickettと「634-5789」をデュエットした。Bill Wyman's Rhythm Kingsのスペシャル・ゲストとしても米英で共演している。

1980年にはイギリスのバンドSecret Affairが運営するI-Spy Recordsから作品を発表し、2008年にはStaxに戻って『Eddie Loves You So』をリリースした。2016年には全米R&B殿堂、2018年にはメンフィス音楽殿堂入りを果たしている。2017年にはBBC PromsのStax50周年記念公演でJools Hollandとロイヤル・アルバート・ホールに立った。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Rhythm & Blues
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