Shalamar

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Shalamarについて

シャラマー(Shalamar)は、1970年代後半から1980年代にかけてポスト・ディスコ/アーバン・ブギーの潮流を牽引したアメリカのソウル/ダンス・ボーカル・グループ。音楽テレビ番組『ソウル・トレイン(Soul Train)』のブッキング・エージェントであったディック・グリフィー(Dick Griffey)と、プロデューサーのサイモン・スーザン(Simon Soussan)が1976年に企画したスタジオ・プロジェクトがその発端である。

当初は匿名のセッション・シンガーによるモータウン・メドレー「Uptown Festival」(1977年)のための覆面ユニットだったが、同曲が全米規模でヒットしたことを受けてグリフィーは正式なグループを結成。グリフィーが創設した名門レーベル、ソーラー・レコード(SOLAR Records: Sound of Los Angeles Records)のフラッグシップ・アーティストとして音楽史に名を刻んだ。

結成とメンバーの変遷

グリフィーは『ソウル・トレイン』で絶大な人気を集めていた看板ダンサー、ジョディ・ワトリー(Jody Watley)とジェフリー・ダニエル(Jeffrey Daniel)をグループのフロントに抜擢。男性リード・ボーカルにはゲイリー・マムフォード、ジェラルド・ブラウンを経て、1979年に卓越した歌唱力を誇るハワード・ヒューイット(Howard Hewett)が加入したことで、黄金期のトリオ体制が確立された。

1983年にジョディ・ワトリーとジェフリー・ダニエルが脱退した後はデリサ・デイヴィスとミッキー・フリーが加入し、1986年のハワード・ヒューイットのソロ転向後はシドニー・ジャスティンがリードを務めた。のちにキャロリン・グリフィー(ディック・グリフィーの娘)を迎えた編成でのリユニオンなど、形態を変えながら長く愛され続けている。

黄金期とレオン・シルヴァーズ3世によるサウンド確立

シャラマーの音楽性を決定づけたのは、1979年からプロデュースを手がけたレオン・シルヴァーズ3世(Leon Sylvers III)の存在である。彼が手がけた洗練されたスラップ・ベース、華麗なシンセサイザー・ワーク、軽快なカッティング・ギターによるアーバン・ブギー/ポスト・ディスコ・サウンドは、「ソーラー・サウンド」の代名詞となった。

ハワード・ヒューイットの甘美でソウルフルなリード・ボーカルと、ジョディ・ワトリーの都会的でスタイリッシュな歌声、ジェフリー・ダニエルのコーラスが織りなすハーモニーは抜群の輝きを放ち、アルバム『Big Fun』(1979年)収録の「The Second Time Around」(全米ソウル1位・Billboard Hot 100で8位)をはじめ、『Three for Love』(1980年)の「Make That Move」「This Is for the Lover in You」、『Friends』(1982年)の「A Night to Remember」など、全米・全英のチャートを席巻する世界的メガヒットを連発した。

ダンス・カルチャーとポップ・ミュージックへの影響

シャラマーは音楽面のみならず、最先端のファッションやダンス・カルチャーを牽引するアイコンとしても絶大な影響力を持った。ジェフリー・ダニエルは英BBC『Top of the Pops』で「A Night to Remember」をパフォーマンスした際、イギリスのテレビ番組史上初めてムーンウォーク(バックスライド)を披露。ロンドンにストリート・ダンス/ポッピングの旋風を巻き起こし、のちにマイケル・ジャクソンに直接ムーンウォークを指導した師匠としても知られる。

グループ脱退後、ジョディ・ワトリーは1987年にソロ・デビューを果たし、グラミー賞最優秀新人賞を受賞してトップ・スターへと飛躍。また1996年にはベイビーフェイスがLLクールJらを迎えて「This Is for the Lover in You」をカヴァーし、ハワード、ジョディ、ジェフリーも客演して全米ヒットを記録するなど、後世のR&B/ダンス・シーンに多大なインスピレーションを与え続けている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Pop Boogie Disco Funk Rhythm & Blues
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