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Fernanda Abreuは、1961年9月8日生まれのブラジルの女性シンガーだ。ポップを軸に、ファンク、ソウル、ディスコの要素を取り入れた作品で知られている。ブラジルでは「funk queen」と呼ばれ、ブラジル・ファンクの先駆者として扱われることが多い。
本名はFernanda Sampaio de Lacerda Abreu。リオデジャネイロ南部ゾーナ・スルの中流家庭に生まれ、9歳からBallet Tatiana Leskovaでクラシック・バレエを学んだ。1977年にはダンス・カンパニーGrupo Coringaに参加し、1981〜82年にはGrupo Fonteでも活動している。音楽活動の前に、まずダンサーとしてキャリアを積んでいた。
1981年にはバンドNota Vermelhaを結成し、Leo Jaimeとヴォーカルを分け合っていた。その後、1982年から1986年までロック・バンドBlitzでバッキング・ヴォーカルを担当している。
1982年1月、Evandro Mesquitaに誘われてBlitzに加入し、As Aventuras da Blitz 1、Radioatividade、BLITZ 3の3作に参加した。1986年3月3日にバンドは正式に解散している。
その後、1989年に社会学者Hermano Viannaの案内で、DJ Marlboro主催のリオのファンク・ダンス・パーティーを体験した。さらに同じ年に知り合ったParalamas do SucessoのHerbert Viannaからファンク・バンドを組むよう勧められ、1990年にソロ・デビューしている。
1990年3月、Herbert ViannaとFábio Fonsecaの共同プロデュースによるデビュー作SLA Radical Dance Disco ClubをEMIから発表した。ここではダンス・ポップ、シンセポップ、ヒップホップ、ファンクの要素が入り、約26万枚を売ってプラチナ認定を受けている。
収録曲「À Noite」は、夫となるデザイナーのLuiz Stein、ギタリストのLauferとの共作だ。ほかに「Kung Fu Fighting」「Got To Be Real」のカヴァーも入っている。
1992年4月の2作目SLA 2 Be Sampleは約40万枚を売り、ブラジルのポップ・アルバムとして、サンプラーを本格的に使った初期の作品のひとつとして扱われている。
このアルバムの「Rio 40 Graus」は、Fausto Fawcett、Lauferとの共作で、The O'Jaysの「For the Love of Money」をサンプリングしている。ヒップホップ、ディスコ、ファンクを混ぜながら、リオの暑さ、人々、街の混沌を描いた曲だ。この成功で、Fernanda Abreuは「ブラジリアン・ファンクのファースト・レディ」と呼ばれるようになり、報道では「ブラジリアン・ポップの母」とも称された。
1995年のDa Lataは約10万枚を売ってゴールド認定を受け、Billboard誌で1995年のラテンアメリカ最優秀アルバムに選ばれている。1996年にはPrêmio Multishowで最優秀女性歌手を受賞した。
1997年のRaio Xは、過去のヒット曲の再録音に新曲7曲を加えた作品だ。Fausto Fawcettの曲をカヴァーした「Kátia Flávia, a Godiva do Irajá」を収録し、この曲はMTV Video Music Brasilにノミネートされた。
その後はEntidade Urbana(2000年)、Na Paz(2004年)を発表。2004年には自主レーベルGarota Sangue Bom Records(GSB)を立ち上げ、2006年にはUniversalからライヴ作品MTV ao Vivo(CD/DVD)をリリースしている。2009年にはブラジル政府の文化功労勲章(Ordem do Mérito Cultural)を受けた。
2016年5月には、SonyとGSBから12年ぶりのスタジオ・アルバムAmor Geralを発表した。2020年にはライヴ盤Amor Geral (A)Liveや、Jorge Ben Jorへのトリビュートとなるシングルも出している。
2026年7月にはリオ州知事選の候補者陣営が「Rio 40 Graus」を無断使用したことに抗議し、法的措置も辞さない姿勢を示したと報じられている。