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Glass Tigerは、カナダ・オンタリオ州ニューマーケットで1983年に結成されたロック・バンドだ。結成当初は「Tokyo」という名前で活動していた。ジャンルはロック、スタイルはポップ・ロックに分類されることが多い。
1986年のデビュー・アルバム『The Thin Red Line』で注目を集めた。プロデュースはジム・ヴァランスが担当している。このアルバムからは「Don't Forget Me (When I'm Gone)」と「Someday」がヒットし、どちらもBillboardのトップ10に入った。特に「Don't Forget Me (When I'm Gone)」はカナダで1位、アメリカのBillboard Hot 100では2位を記録している。
この時期のGlass Tigerは、カナダ国内で複数のヒット・シングルを出し、1986年と1987年にJuno賞を通算5回受賞した。1987年にはグラミー賞の最優秀新人賞にもノミネートされている。
中心メンバーは、ヴォーカルのアラン・フルー、ギターのアル・コネリー、キーボードのサム・リード、ベースのウェイン・パーカー、ドラムスのマイケル・ハンソンなどだ。後にクリス・マクニールも参加している。
音楽面では、ロックを土台にしながら、鍵盤のフレーズやメロディを前に出したポップ・ロック寄りの作りが目立つ。デビュー作では、ブライアン・アダムスが「Don't Forget Me (When I'm Gone)」にバッキング・ヴォーカルで参加していて、当時のカナダのロック・シーンとの近さも見える。
1988年に『Diamond Sun』、1991年に『Simple Mission』を発表したあと、1993年ごろに長い活動休止に入った。アラン・フルーはその間にソロ・アルバムを2枚出している。
バンドは2003年ごろに再結成し、以後はツアーを続けている。2005年にはDVD集『No Turning Back』をリリースし、同年にはNBCの番組『Hit Me Baby One More Time』にも出演した。「Don't Forget Me (When I'm Gone)」を演奏し、Vertical Horizonの「Everything You Want」もカバーしている。
再始動後もGlass Tigerは新作を出していて、2018年に『31』、2019年に『33』を発表している。ライヴ活動も続いていて、カナダ国内でのツアーを中心に展開してきた。
2025年5月15日にはカナダ音楽殿堂入りを果たしている。1980年代のヒット曲で知られる一方で、再結成後も活動を止めずに作品とライヴを重ねてきたバンドだ。
Glass Tigerは、1980年代のカナダ・ポップロックを知るうえで外しにくいバンドだ。ヒット曲から入って、アルバム単位で追うと、当時のメロディ重視のロックの作り方が見えやすい。