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Gualberto(Gualberto García Pérez)は、1945年にスペイン・セビーリャで生まれたギター奏者、シタール奏者、マルチ・インストゥルメンタリスト。ロック、フォーク、ワールド系の要素をまたぎながら活動してきた人物で、特にフラメンコとロックを結びつけた「ロック・アンダルース(アンダルシアン・ロック)」の先駆者として知られている。
Gualbertoはフラメンコの演者の家系に生まれた。母方の祖父と母のPastora Pérez Peralはフラメンコの歌い手だったという。17歳のときにサッカーをやめ、音楽の道へ進んだ。その後、ロック・グループLos Murciélagos(The Bats)を結成している。
1967年にはSmashを共同で結成した。Smashは、後に「ロック・アンダルース」と呼ばれるスペイン/アンダルシアのロックの土台を作ったバンドとして評価されている。Smashは1973年に解散している。
Smash解散後、Gualbertoは米国へ渡って音楽を学び、作曲を始めた。現地ではYoga Symphony Orchestraに参加し、インドのシタール奏者Diwan Mothiharとグループを組んで活動したほか、ロック・オペラ「Behind Stars」にも取り組んでいる。
スペインに戻ってからは、フラメンコとプログレッシヴ・ロックを組み合わせたアルバム『A La Vida, Al Dolor』と『Vericuetos』を発表した。ギターに加えてシタールを使い、インド音楽の要素を取り入れている点が、この時期の大きな特徴になっている。
1979年には、ヘレス出身の伝統派フラメンコ歌手Manuel de los Santos「Agujetas」と共作アルバムを録音した。ここでは、深いカンテ・ホンドとシタールを組み合わせている。フラメンコの歌とインド系の楽器を同じ作品に置いたところに、Gualbertoの関心の向きがはっきり出ている。
1976年から1979年にかけては、ロックやフラメンコのさまざまなプロジェクトで編曲や共演を重ねた。さらに1983年、1998年から2000年にかけてはRicardo Miñoとも共作している。
1987年以降は、映画やテレビの音楽も手がけている。ライヴ活動も続けながら、大学での講義や文化活動にも関わってきた。演奏家としてだけでなく、場を移しながら音楽を伝える仕事も担ってきた形だ。
Gualbertoの活動をたどると、フラメンコ、ロック、プログレッシヴ・ロック、インド音楽がつながって見えてくる。ギターとシタールの両方を扱い、ソロ、共作、ゲスト参加、セッションなど役割を変えながら活動してきた点も特徴的だ。
伝統的なフラメンコの背景を持ちながら、ロックの編成や構成、シタールの音色を取り込み、アンダルシアの音楽を別の形で広げてきた人として整理できる。Smashでの仕事からソロ作、フラメンコ歌手との共演、映像音楽まで、活動の幅はかなり広い。