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Howard Johnson(ハワード・ジョンソン、1956年11月28日生まれ)は、アメリカ・フロリダ州マイアミ出身のソウル/R&Bシンガーだ。1980年代初頭のポスト・ディスコ/アーバン・ブギー・シーンを象徴するヴォーカリストであり、艶やかで力強い歌声と最先端のシンセ・ファンクを融合させ、80年代ブラック・ミュージック史に輝かしい足跡を残した。
ハワード・ジョンソンの音楽キャリアは、1977年にマイアミでギタリストのサンディ・トラーノ(Sandy Torano)らとともに結成したソウル/AORグループ「Niteflyte(ナイトフライト)」から始まった。
1979年にリリースしたシングル「If You Want It」は、軽快なギター・カッティングと都会的なグルーヴ、そしてジョンソンの伸びやかなヴォーカルが絶妙に溶け合い、全米チャートを賑わせた。洗練されたメロウ・ソウル/AORの不滅のスタンダードとして世界中で愛され続け、日本のシティ・ポップやAOR愛好家からも熱烈な支持を受けている。
Niteflyte解散後、名門A&M Recordsとソロ契約を結んだ。ここで彼を迎えたのが、当時シンセサイザーとドラムマシンを駆使してR&B界の音響革命を主導していた名プロデューサー/ソングライターのカシフ(Kashif)、モリー・ブラウン、ポール・ローレンスら「Mighty M Productions」の面々であった。
1982年に発表されたソロ・デビュー・アルバム『Keepin' Love New』は、アーバン・ブギー/エレクトロ・ファンクの最高峰として絶賛された。カシフがプロデュースを手掛けたリード・シングル「So Fine」は、うねるシンセベースとタイトなスネアが炸裂し、全米ビルボード・ダンス・チャートで第1位、R&Bチャートでもトップ10入りを果たす特大のクラブ・アンセムとなった。タイトル曲「Keepin' Love New」や「Say You Wanna」など、メロウなスロウ・ジャムからファンキーなダンス・ナンバーまで、充実を極めた内容となっている。
その後も『Doin' It My Way』(1983年)、『The Vision』(1985年)とソロ・アルバムを発表。「Older Girl」「Stand Up」といったフロアを沸かせるブギー・トラックを次々と送り出した。
ハワード・ジョンソンの魅力は、単なるディスコ・シンガーにとどまらない骨太なソウル唱法と、80年代初頭のエレクトロニック・サウンドの完璧な親和性にある。彼の遺した作品群は、近年のモダン・ファンクやNu-Disco、ブギー・リバイバルの原点・模範として、世界中のトップDJやレコード・コレクターから永遠のリスペクトを集め続けている。