Howard Johnson - Keepin' Love New (1982)
Howard Johnson『Keepin' Love New』
Howard Johnsonのソロ・デビュー作『Keepin' Love New』は、1982年にA&M Recordsから出た作品で、制作にはKashif、Morrie Brown、Paul Laurenceの3人が関わっている。盤面クレジットではMighty M Productions名義でのプロデュースとなっており、録音とミックスはニューヨークのCelestial SoundsとMediasoundで行われた。
制作背景と楽曲の成り立ち
本作の楽曲は、3人のプロデューサーが分担する形で書かれている。「So Fine」「Keepin' Love New」「Say You Wanna」はKashif、「Take Me Through The Night」「Forever Falling In Love」はPaul Laurence、「This Is Heaven」はMorrie Brownが手がけた。「So Glad You're My Lady」はKashifとLaurenceの共作、「Jam Song」はLaurenceとFreddie Jacksonの共作。Laurenceはのちに、Freddie Jacksonのデビュー・シングル「Rock Me Tonight (For Old Times Sake)」を書いてプロデュースし、1985年にR&Bチャートで6週連続1位に送り込んでいる。
KashifはB.T. ExpressやStephanie Millsのキーボード奏者を経て、1981年にEvelyn “Champagne” Kingの「I'm in Love」を書き、プロデュースし、ミニマルなサウンドを確立した人物である。シンセサイザーの使い方で、アーバン・ミュージックの先駆者とされる。
時代の文脈
Howard Johnsonは1956年にマイアミで生まれた。ギタリストでプロデューサーのSandy Toranoが新しいグループのヴォーカリストに選んだのがきっかけで、1977年からNiteflyteとしてAriolaで録音を始めた。Niteflyteは2枚のアルバムで活動を終え、その後にA&Mとソロ契約を結んでいる。
収録曲の中では「So Fine」がシングルとしてBillboardのダンス・チャートで1位、R&Bチャートで6位、全英で45位を記録した。シングルにはFonzi Thorntonもヴォーカルで参加している。表題曲「Keepin' Love New」もR&Bチャートで47位、イギリスでもチャートインした。アルバム自体はBillboard 200で122位を記録し、これがHoward Johnsonにとって唯一のBillboard 200入りとなっている。
その後の流れとしては、Howard Johnsonは『Doin' It My Way』(1983年)をThe Systemのプロデュースで、『The Vision』(1985年)をJimmy JamとTerry Lewisが一部手がける形で発表している。
後世への流れ
本作を含むA&M時代のアルバムは、のちにオランダのレーベルPTGから再発されている。Howard Johnson自身も2000年代まで活動を続け、2002年には日本のみで『Packed and Waitin'』を発表した。
AllMusicはこのアルバムに3つ星を付けている。
トラックリスト
- A1 So Fine 5:32
- A2 Take Me Through The Night 3:50
- A3 This Is Heaven 5:22
- A4 Jam Song 3:48
- B1 Keepin' Love New 4:05
- B2 So Glad You're My Lady 4:35
- B3 Say You Wanna 4:44
- B4 Forever Falling In Love 4:16
動画プレイリスト
このアーティストについて
Howard Johnson(ハワード・ジョンソン、1956年11月28日生まれ)は、アメリカ・フロリダ州マイアミ出身のソウル/R&Bシンガーだ。1980年代初頭の...
Howard Johnson のプロフィール・作品一覧