Izukaitz

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Izukaitz

Izukaitzとは

Izukaitz(イズカイツ)は、スペイン・バスク地方で1974年から1981年にかけて活動した伝説的なプログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドである。フランコ独裁政権末期から民主化移行期にかけてバスク文化の復興運動が高まる中、バスクの豊かな伝統民謡を英米のフォーク・ロックやプログレッシヴ・ロックの手法と融合させた「新しいバスク・フォーク(euskal folk berria)」の潮流を代表するグループとして知られる。

メンバーと音楽性

中心人物はギタリスト/マンドリン奏者のビセンテ・マルティネス(Bixente Martínez)。ほかにフラン・ラスエン(Fran Lasuen)、ルイス・カミーノ(Luis Camino)、アウレリオ・マルティネス、オディレ・クルセタらが参加した。

編成面では、フルート、アコースティック・ギター、マンドリン、パーカッション、そして美しい男女混声ボーカルが特徴的である。英国のエレクトリック・フォーク(ペンタングルやフェアポート・コンヴェンションなど)に通じる室内楽的な気品と、バスク伝統音楽特有の哀愁と神秘的なメロディを併せ持ち、エレキ楽器の主張よりもアコースティックなアンサンブルの緻密さが際立つ独自の音響空間を築き上げた。

ディスコグラフィ

Izukaitzは、バスクの名門インディー・レーベルXoxoaから2枚のLPを発表している。

  • 『Izukaitz』(1978年)
  • 『Otsoa dantzan』(1980年)

この2作はいずれもバスク・フォーク・ロックの金字塔として名高く、洗練されたアレンジと叙情的な演奏はヨーロッパ各地のプログレッシヴ・フォーク愛好家やコレクターの間でも極めて高い評価を獲得している。

解散後の活動と影響

1981年のバンド解散後、ビセンテ・マルティネスはバスク屈指の名門フォーク・グループであるオスコリ(Oskorri)に参加し、長年にわたり中心人物として活動。さらにルペル・オドルリカらとアコースティック・トリオHiru Trukuを結成するなど、バスク音楽の発展に決定的な役割を果たした。Izukaitzでの活動期間は7年ほどであったが、その先進的な試みは後進のバスク音楽シーンに大きな指針を残した。

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