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Joni Haastrupは、ナイジェリア出身の伝説的なシンガー、キーボード奏者、バンドリーダーだ。アフロビート、ファンク、ディスコ、ソウルを融合させたダイナミックな音楽性で、西アフリカから世界へとその名を響かせた。
ヨルバ族の王家の家柄に生まれ、音楽キャリアは兄のバンドSneakersでの活動から始まった。その後、1966年にオーランド・ジュリアスの歴史的名盤『Super Afro Soul』にリード・ボーカルとして起用される。圧倒的な歌唱力とソウルフルな表現力が絶賛され、「Soul Brother Number One」の異名をとる西アフリカ屈指のトップスターへと上り詰めた。
1971年には、アフリカ音楽を探求するためナイジェリアを訪れていた元クリームのドラマー、Ginger Bakerに見出され、Ginger Baker's Air Forceのヨーロッパ・ツアーに参加。さらにSALTプロジェクトでも重要な役割を果たし、欧米のトップ・ミュージシャンたちと互角に渡り合った。
ナイジェリアに帰国後、Joni Haastrupはアフロ・ロック/サイケデリック・ファンク・バンド「MonoMono」を結成した。1971年末に始動したこのバンドは、『Give the Beggar a Chance』(1972年)や『Dawn of Awareness』(1974年)を発表。アフリカ伝統の打楽器ポリリズムにオルガンや歪んだファズ・ギターを融合させ、ナイジェリアのアフロ・ロック・ムーヴメントを牽引した。
1978年にはロンドンで唯一のソロ・アルバム『Wake Up Your Mind』を録音・リリースした。タイトなファンク・グルーヴ、ディスコ・ビート、サイケデリックなシンセサイザーの音色、そしてアフリカのルーツが一体となった同作は、西アフリカ発クロスオーバー・ファンク/ブギーの最高峰として名高い。
このアルバムはのちに英Soundway Recordsから再発され、世界中のレアグルーヴ・コレクターやクラブ系リスナーに熱狂的に迎えられた。西アフリカのソウル、アフロ・ロック、アフロ・ファンクをつなぐキーパーソンとして、現代も高く評価され続けている。