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Emilio Santiago(エミリオ・サンチアゴ)は、1946年12月6日にリオデジャネイロで生まれ、2013年3月20日に同地で亡くなったブラジルの歌手だ。ジャズ、ファンク/ソウル、ラテンの文脈で語られることが多く、Funk、Samba、MPBを横断する歌い手として知られている。
本名はエミリオ・ヴィタリーノ・サンチアゴ。1960年代にはリオの国立法学部で法律を学び、弁護士や外交官を目指していた。学生時代、大学のバーで気軽に歌っていたところ、友人たちが本人に知らせないまま学部の音楽祭に応募し、1970年にその音楽祭で優勝した。このとき審査員を務めていたサンバ歌手ベッチ・カルヴァーリョの目に留まった。
その後、TVトゥピのフラヴィオ・カヴァルカンチのバラエティ番組に出演し、エド・リンカーン楽団の歌手やナイトクラブでの活動を経て、1973年に最初のシングルを発表した。
1975年、CIDレーベルからデビュー・アルバム『Emilio Santiago』をリリースした。この作品では、イヴァン・リンス、ジルベルト・ジル、ジョアン・ドナートらの埋もれていた曲を取り上げている。演奏陣には、ジョアン・ドナート(キーボード)、ウィルソン・ダス・ネヴィス、アジムスのイヴァン“ママォン”コンチ(ドラム)、エリオ・デルミーロ(ギター)、ダニーロ・カイミ(フルート)、ヴィクトル・アシス・ブラジル(サックス)らが参加している。
このアルバムでは、ジョアン・ドナートとジルベルト・ジルの「Bananeira」のカバーが特に人気を集めた。2018年には英ファー・アウト・レコーディングスからリマスター再発も行われている。
1988年から1994年にかけて、ソム・リヴリから7作続いた『Aquarela Brasileira』シリーズで大きな成功を収めた。シリーズ全体で400万〜500万枚以上を売り上げたとされている。
この時期には「Saigon」(1989年)や「Verdade Chinesa」(1990年)などがヒットした。1985年の「Festival dos Festivais」、1990〜91年のシャープ賞(Prêmio Sharp)も受賞している。
Emilio Santiagoの歌声は、力強くも柔らかい。サンバ、ボサノヴァ、MPBをまたぐレパートリーを歌い、洗練されたブラジル音楽の解釈で知られている。
また、70年代のブラジリアン・ファンク、ソウル、ブギーの曲でも評価が高い。
ニューヨーク・タイムズではナット・キング・コールになぞらえられ、「ブラジルのナット・キング・コール」とも呼ばれている。
2013年3月7日に虚血性の脳卒中で倒れ、同年3月20日にリオデジャネイロで66歳で亡くなった。