Hi-Gloss

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Hi-Glossとは

Hi-Glossは、1981年にGiuliano Salerniが立ち上げたアメリカのスタジオ・プロジェクトだ。固定メンバーを前面に出すタイプではなく、ニューヨークのPrelude Records周辺で動いていた制作企画として知られている。英Classic Pop誌では、作家とミュージシャンのチームに名前だけを付けた匿名性の高いプロジェクトとして紹介されている。

代表曲「You'll Never Know」

Hi-Glossの代表曲は「You'll Never Know」だ。作詞・作曲とアレンジはPhil HurttとGiuliano Salerniが担当し、そこにセッション・ミュージシャンを集めて制作している。リード・ヴォーカルはBonita Taylor、バック・コーラスには後にソロでも知られるLuther VandrossやUllanda McCulloughが参加した。

この曲はクラブDJのあいだで広まり、ソウル系の音楽メディアでも取り上げられた。全英シングル・チャートでは1981年8月に67位で初登場し、8週かけて上昇して最高12位を記録している。トップ20には4週連続で入った。

音楽的な特徴

「You'll Never Know」は、ディスコの流れを引き継ぎながら、ソウルとファンクの要素を組み合わせたミッドテンポの曲だ。Classic Pop誌では、ジャズの要素を含んだソウル・ナンバーとして紹介されていて、踊れるテンポを保ちながら、メロウな空気も持つと評されている。録音はニューヨークのEras Recordingなどで行われた。

プロダクション面では、Prelude Recordsらしいダンス・ミュージック寄りの作りがはっきりしている。ディスコが下火になった時期でも、同レーベルはD Trainなどを抱え、ポスト・ディスコ期のニューヨークの現場で活動していた。その中でHi-Glossも、クラブ向けの感触を持つソウル作品として位置づけられている。

アルバム『Hi-Gloss』

1981年の秋にはアルバム『Hi-Gloss』が発表された。このアルバムには「You'll Never Know」のほか、「I'm Totally Yours」も収録されている。ただし、イギリスではシングルの続きが出ず、アルバムもチャート入りしていない。

制作陣と周辺のつながり

Hi-Glossの制作には、当時のニューヨーク・ソウル/ダンス・シーンに関わる人材が集まっている。共作者のPhil Hurttは、スピナーズの「I'll Be Around」や、リッチー・ファミリーの「The Best Disco in Town」に関わったソングライターとして知られている。こうした経歴を見ると、Hi-Glossは単発のヒット曲だけでなく、ソウルとディスコの制作現場につながるプロジェクトとして見えてくる。

また、バック・コーラスにLuther Vandrossが参加している点も重要だ。後に大きく注目される歌手が、制作段階ではセッション・シンガーとして関わっていた記録が残っている。Hi-Glossの音源は、そうした当時の制作ネットワークの一端も示している。

その後の評価

「You'll Never Know」は、その後もメロウ系のコンピレーションやラジオ局で取り上げられ続けている。Hi-Gloss自体の活動は短く、作品数も多くないが、この1曲は80年代初頭のダンス・ソウルの記録として残っている。プロジェクトの実態については、匿名性を前提にした企画として語られることが多い。

  • 活動開始: 1981年
  • 中心人物: Giuliano Salerni
  • 代表曲: 「You'll Never Know」
  • 特徴: ディスコ、ソウル、ファンクをつなぐスタジオ・プロジェクト
  • 関連: Prelude Records、Phil Hurtt、Bonita Taylor、Luther Vandross

Hi-Glossは、派手なバンド活動よりも、制作チームの仕事が前に出るタイプのプロジェクトだ。1981年のニューヨークで、クラブ向けのソウルをどう鳴らすか、その答えのひとつとして「You'll Never Know」が残っている。

ジャンル・スタイル

Electronic Funk / Soul Disco
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