Bobby Bland

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Bobby Bland

Bobby Blandについて

Bobby Bland(ボビー・ブランド)は、アメリカのブルース/R&B歌手だ。1930年1月27日、テネシー州ローズマーク生まれで、2013年6月23日に同じくテネシー州のジャーマンタウンで亡くなっている。ブルース界では「Lion of the Blues」「Sinatra of the Blues」と呼ばれることもあった。

活動の始まりとメンフィスでの経験

本名はロバート・カルヴィン・ブルックスで、「Bland」の姓は義父から受け継いだ。小学3年生で学校をやめて綿花畑で働き、その後も学校を卒業することはなかった。1947年に母親とともにメンフィスへ移り、地元のゴスペル・グループで歌い始めた。The Miniaturesにも参加している。

その後はメンフィスのビール・ストリートに通い、Beale Streetersと呼ばれる若いミュージシャンたちの輪に加わった。ここには後に有名になる演奏家たちも含まれていた。初期の録音は1950年から1952年にかけて行われ、いくつかのレーベルでシングルを出している。

キャリア初期には2年間アメリカ陸軍に所属し、そのあいだに歌手エディ・フィッシャーのバンドで演奏した時期もある。

Duke Recordsでの成功

1954年にメンフィスへ戻ると、Johnny Aceらがすでに成功を収めていた。BlandはAceのレビューに加わり、その後Duke Recordsに戻った。1955年にDukeから最初のシングルを出し、そこから本格的に存在感を強めていく。

1956年にはJunior Parkerとともに「Blues Consolidated」というレビューでツアーを行った。最初はParkerの付き人や運転手を兼ねていたとされる。DukeではバンドリーダーのBill Harvey、アレンジャーのJoe Scottらと組み、ホーン・セクションを生かした構成のブルース曲を作っていった。ギタリストのWayne Bennettも重要な役割を担っている。

ヒット曲と代表作

最初の大きなチャート成功は1957年の「Farther Up The Road」だ。R&Bチャートで1位を記録し、Billboard Hot 100でも43位まで上がった。続いて「Little Boy Blue」(1958年)などのヒットを出している。

1960年代前半には「Cry Cry Cry」「I Pity The Fool」「Turn On Your Love Light」などが続いた。「I Pity The Fool」は1961年にR&Bチャート1位を記録し、「Turn On Your Love Light」は後に多くのアーティストが取り上げる定番曲になった。作曲クレジットにはJoseph ScottとDeadric Maloneの名があるが、MaloneはレーベルのオーナーDon Robeyの変名で、実際にはScottが書いた曲とされている。R&Bチャート2位、全米28位を記録した。

1963年には「That’s The Way Love Is」で最後のR&Bチャート1位を獲得した。ポップ・チャートでは「Ain’t Nothing You Can Do」が1964年に20位まで上昇していて、ここが最高位になる。BillboardのR&Bチャートではトップ10ヒットを23曲持っている。

『Two Steps from the Blues』と音楽性

1961年のアルバム『Two Steps from the Blues』は、1956年から1960年にかけての録音をまとめた作品だ。アレンジャーのJoe ScottとギタリストのWayne Bennettがサウンドの中心になっている。オールミュージックは「エレクトリック・ブルースとソウル・ブルースの偉大なレコードのひとつ」と評し、ジューク・ジョイントのブルースがゴスペルや南部のソウルと継ぎ目なく溶け合った瞬間だとしている。

Blandの歌い方は、デトロイトの説教師C.L.フランクリン(アレサ・フランクリンの父)の説教を研究したことから形づくられたとされる。ナット・キング・コールからの影響も挙げられている。「愛と裏切りと諦めをめぐる嵐のようなアリアを作り上げた、ブルースとソウルの偉大な語り部のひとり」と評され、メンフィスのビール・ストリートのブルース・シーンが生んだ存在としては、B.B.キングに次ぐ格と見なされている。

後年の活動と再評価

1968年には財政的な事情もあってツアー・バンドが解散した。その後、レーベルのDuke Recordsは大手グループに売却される。1970年代に入ると、His California Album(1973年)やDreamer(1974年)など、ブルースとソウルをつなぐ内容の作品で再び評価を集めた。「This Time I’m Gone For Good」は1973年に久しぶりにポップのトップ50へ戻り、R&Bでもトップ10入りしている。

1985年にはMalaco Recordsと契約し、その後も録音とツアーを続けた。B.B. Kingとの共演も長く続いている。

受けた評価と影響

Blandは1981年にブルースの殿堂、1992年にロックの殿堂、1997年にグラミー賞のLifetime Achievement Awardへ選ばれている。1997年には『Two Steps from the Blues』がブルースの殿堂入りも果たした。Rolling Stoneの「史上最高のアルバム500」では同作が217位に入っている。

「Turn On Your Love Light」はグレイトフル・デッドが1967年からライヴで定番にし、ヴァン・モリソンもカバーしている。Bland本人とのデュエットもある。1974年の「Ain’t No Love in the Heart of the City」は、カニエ・ウェストがジェイ・Zの2001年のアルバムでサンプリングした。シンプリー・レッドのミック・ハックネルは2008年にトリビュート・アルバム『Tribute to Bobby』を発表し、全英18位になっている。

家族について

息子のRodd Blandもミュージシャンとして活動している。Blandの死後、Roddはブルース・ハーモニカ奏者James CottonがBlandの片親違いの兄弟だったことを明かしている。

ジャンル・スタイル

Blues Funk / Soul Rhythm & Blues Soul
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