Nico Gomez And His Afro Percussion Inc.

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Nico Gomez And His Afro Percussion Inc.

Nico Gomez And His Afro Percussion Inc.とは

Nico Gomez And His Afro Percussion Inc.は、ベルギーを拠点に活動したバンドリーダー、Nico Gomezが率いたラテン・ファンク/アフロ・キューバン・ジャズの楽団だ。ジャンルとしてはJazz、Funk / Soul、Latinにまたがり、Afro-Cuban Jazz、Funk、Bossanovaの要素を持つ。

Nico Gomezの本名はJoseph(Josef)van het Groenewoud。1925年8月25日にアムステルダムで生まれ、1992年12月15日に亡くなっている。父はオランダ人、母は南アフリカ出身で、一家はキュラソー、次いでキューバに移り住んだ。少年期をカリブ海で過ごした経験が、のちの音楽活動に影響したとされる。

ベルギーでの活動とバンドリーダーとしての歩み

1947年、兵役とオランダ領東インドへの派兵を避けてベルギーへ移り、ブリュッセルの楽団リーダーRoger Roseの楽団に参加した。この時期はNicolas Oomsという別名を使っていた。その後、ブリュッセルを拠点にNico Gomez名義で楽団を率いるようになる。

1950年代末にはChakachasの初期活動にも関わり、1960年代からは「Nico Gomez and his Orchestra」名義などでアルバムを発表していった。ベルギーのシンガーソングライター、Raymond van het Groenewoudの父でもある。

『Ritual』とAfro Percussion Inc.名義

「Afro Percussion Inc.」名義での代表作として知られるのが、1971年にオランダのOmega Internationalから出たアルバム『Ritual』だ。ここではPérez Pradoの「Caballo Negro」、Antonio Carlos Jobimの「Samba De Uma Nota Só」、ペルーの伝統曲として知られる「El Condor Pasa」など、ラテンの定番曲を取り上げている。

演奏面では、ラテン・ファンク寄りのリズム、アフロ・パーカッション、ファズの効いたギター、重めのドラム・ブレイク、オルガンの音色が前に出る。70年代のライブラリー・ミュージックに近い空気もある。

再評価の流れ

発売当時は、ヨーロッパのローカルなラテン作品として扱われていたが、その後DJやレア・グルーヴのコレクターのあいだで評価が高まった。現在では、同時代のアフロ・ラテン作品の中でも注目される一枚として取り上げられることが多い。

英Mr Bongoからは、オリジナル・テープからマスタリングした再発盤が出ている。2020年にはMatasuna Recordsが「Baila Chibiquiban」と「Lupita」を7インチシングルでカットし、Tonton BoomやBosqによるリミックス/リワークも収録された。

聴きどころ

  • ラテン曲を土台にしたファンク寄りのアレンジ
  • アフロ・キューバン・ジャズらしい打楽器の使い方
  • ファズ・ギターとオルガンが入る70年代的な音づくり
  • レア・グルーヴ文脈でも参照される再発史

Nico Gomez And His Afro Percussion Inc.は、カリブ海での経験を持つNico Gomezが、ベルギーを拠点にラテン、ジャズ、ファンクを組み合わせていったプロジェクトだ。『Ritual』を中心に、当時のヨーロッパのラテン・ジャズがどんな形で鳴っていたかを確認できる。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Jazz Latin Afro-Cuban Jazz Bossanova Funk
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