The Fatback Band

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The Fatback Band

The Fatback Bandとは

The Fatback Band(ファットバック・バンド)は、1970年にニューヨークで結成されたファンク/ソウル/ディスコのバンドだ。中心人物はドラマーのBill Curtisで、ニューオーリンズのジャズに由来する「ファットバック」のビートをファンク・バンドに持ち込む構想から始まっている。バンド名もこの発想に由来する。

活動の流れ

1970年代から1980年代にかけて活動し、20年ほどの間に20枚を超えるアルバムを発表している。レーベルはPerception Records、Event Records、Spring Records、Cotillionなどを渡り歩いた。作品数の多さからも、かなり継続的に録音を重ねていたことがわかる。

初期はPerception Recordsと契約し、その後も時期ごとにレーベルを変えながらリリースを続けた。2019年にもイギリスでのコンサートやフェスティバルに出演していて、長く活動が続いているグループとして知られている。

音楽的な特徴

The Fatback Bandの持ち味は、ドラマー主導のタイトなグルーヴにある。演奏はシンプルな構成で進むことが多く、ストリート・ファンクからディスコまでを行き来する作りになっている。曲によってはソウル寄りの感触もあり、時代に合わせてサウンドを変えながら活動してきた。

Bill Curtisが持ち込んだという「ファットバック」のビートは、このバンドの核になっている。派手な展開で押すというより、リズムの組み立てで引っ張るタイプのバンドだ。

代表曲とチャート実績

  • 「(Do The) Spanish Hustle」
  • 「I Like Girls」
  • 「Gotta Get My Hands on Some (Money)」
  • 「Backstrokin'」
  • 「(Are You Ready) Do The Bus Stop」
  • 「I Found Lovin'」

アメリカでは「Backstrokin'」がR&Bチャート3位、「(Are You Ready) Do The Bus Stop」が37位を記録している。イギリスでも「(Do The) Spanish Hustle」が全英10位、「I Found Lovin'」は1987年の再発時に全英7位まで上がっている。

ヒップホップ史との接点

1979年のシングル「King Tim III (Personality Jock)」は、商業的にリリースされた最初期のヒップホップ・シングルとして扱われることがある。The Sugarhill Gangの「Rapper's Delight」より少し前に出たとされていて、ファンク・バンドの演奏にMCのラップを重ねた構成になっている。

この曲は、ヒップホップがレコードとして記録され始めた初期の例として位置づけられている。ファンク・バンドの側からヒップホップの形に触れていた点でも、面白い存在だ。

メンバーについて

公表されているメンバーには、Reuben Wilson、Donna McGhee、Janice Christie、Gerry Thomas、Deborah Cooper、Bill Curtis、Linda Blakely、Samm Culley、George Victory、George Adams、Johnny Flippin、George Williams、Earl Shelton、Richard Cornwell、Avonn、Johnny King、Michael Walker、Calvin Duke、Fred Demery、Robert Damper、Ed Jackson、John DeBerry、Freddie Campbell、Ledjerick Woodsらがいる。時期によって編成が変わっていたことがうかがえる。

現在まで続く存在感

The Fatback Bandは、70年代のファンクやディスコを代表するバンドのひとつとして名前が挙がることが多い。作品数の多さ、ヒット曲の存在、そして「King Tim III (Personality Jock)」のような音楽史上の接点まで含めると、単なるダンス・バンド以上の履歴を持っている。今も関連サイトや公演情報が残っていて、ファンク好きの間で追いかけられているグループだ。

公式サイトや各種アーカイブも残っているので、気になる人はそこから作品をたどると、バンドの変遷が見やすい。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Disco Funk Soul
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