Pallas

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Pallas

Pallasとは

Pallas(パラス)は、1976年にスコットランド・アバディーンで結成されたプログレッシヴ・ロック・バンドだ。結成当初は「Rainbow」という名前だったが、Ritchie Blackmoreのバンドが同名を使い始めたため、Pallasへ改名している。イギリスの80年代初頭に起きたプログレッシヴ・ロック再興の流れの中で、Marillion、IQ、Pendragon、It Bitesらと並んで活動したバンドとして知られている。

活動の流れ

中心にいるのは、結成時から在籍するベース兼ボーカルのGraeme Murrayだ。1979年にはギターのNiall MathewsonとキーボードのRonnie Brownが加入し、バンドの基本的な骨格が固まっていく。フロントマンは当初Euan Lowsonが務め、1980年代半ばにはAlan Reedがリード・ボーカルを引き継いだ。

EMI傘下のHarvestと契約し、エンジニアにEddy Offordを迎えて制作したメジャー・デビュー作『The Sentinel』(1984年)は全英41位を記録した。続く『The Wedge』(1986年)は全英70位にとどまり、レーベル内の人事異動も重なってプロモーションは縮小された。その後はレコード会社や音楽メディアの関心が薄れ、バンドは半ば休眠状態に入る。ただし、旧作の再発が続いたことで名前自体は保たれた。

1990年代後半に活動を再開し、1999年の『Beat The Drum』で復活を果たした。以降も『The Cross & The Crucible』(2001年)、『The Dreams Of Men』(2005年)、『XXV』(2011年)、『Wearewhoweare』(2014年)などを発表している。インディー・レーベルの支援と、ヨーロッパを中心とした熱心なファンに支えられながら、断続的ではあるが活動を続けてきた。

メンバーの変遷

現在までのメンバー情報には、Ronnie Brown、Paul Mackie、Mike Stobbie、Euan Lowson、Derek Forman、Niall Mathewson、Graeme Murray、Alan Reed、Colin Fraser、Craig Andersonの名前が挙がっている。長く在籍するメンバーがいる一方で、ボーカルや編成は時期によって変化してきた。

2010年1月には、26年在籍したAlan Reedが脱退し、Paul Mackieが後任ボーカルとなった。その後、2022年にReedが復帰している。現在は、Murray、Mathewson、Brown、Reed、ドラマーのColin Fraserを軸に活動している。

音楽的な特徴

Pallasはプログレッシヴ・ロックの文脈で語られることが多く、特に1980年代の英国プログ・リバイバルの流れに位置づけられる。MarillionやIQなどと同じく、70年代プログレの影響を受けつつ、80年代以降のバンドらしい構成感を持った作品を発表してきた。

『The Sentinel』のような代表作からも分かる通り、楽曲は長めの構成や展開の多さを前提にしている。キーボード、ギター、ベース、ボーカルが役割を分担しながら曲を組み立てるスタイルで、アルバム単位で聴く前提の作品が多い。メジャー・デビュー後に一度活動が停滞したものの、その後の復活以降もバンドの基本線は大きく変わっていない。

シーンの中での位置づけ

Pallasは、英国のプログレッシヴ・ロック復興期を支えたバンドの一つとして扱われることが多い。Marillion、Pendragon、IQ、It Bitesと並べて語られるのは、同時代に同じリスナー層を共有していたからだ。大きな商業的成功を長く維持したわけではないが、再発や復活後の活動を通じて、コアな支持を保ってきた。

活動の波はあるものの、アルバム制作とツアーを続けてきた点に、このバンドの持続力が出ている。長いキャリアの中でメンバー交代や活動休止を挟みながらも、現在まで名前が残っているのは、熱心なファン層と作品の蓄積があるからだろう。

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ジャンル・スタイル

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