Banco Del Mutuo Soccorso

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Banco Del Mutuo Soccorso

Banco Del Mutuo Soccorsoとは

Banco Del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)は、1969年にイタリア・ローマ近郊で結成されたプログレッシブ・ロック・バンド。PFM(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)、Le Orme(レ・オルメ)とともに「イタリアン・プログレッシブ・ロック御三家」と並び称され、70年代イタリアン・ロックの黄金期を牽引した名門グループである。

バンドの最大の特色は、ヴィットリオとジャンニのノチェンツィ兄弟によるスリリングなツイン・キーボード編成と、フロントマンであるフランチェスコ・ディ・ジャコモ(Francesco Di Giacomo)の圧倒的な歌唱にある。クラシック、ジャズ、地中海音楽の語法を獰猛なロック・アンサンブルへと融合させ、ディ・ジャコモのオペラ歌手を思わせる豊潤な美声と感情表現が唯一無二のドラマ性を生み出していた。

デビューと黄金期の傑作群

1972年、貯金箱を模した変形ギミック・ジャケットで知られるセルフタイトルのデビュー作『Banco del Mutuo Soccorso』を発表。「R.I.P.(安息のレクイエム)」など名曲を収めた本作で一躍注目を集めると、同年には早くも生命の進化をテーマにした一大コンセプト・アルバム『Darwin!(ダーウィン!)』をリリース。緻密な構成美と演劇的な展開、畳み掛けるようなインタープレイでイタリアン・ロック史を代表する最高傑作としての評価を確立した。

続く1973年の3rdアルバム『Io Sono Nato Libero(自由への扉)』では、社会的なメッセージとアコースティックな叙情性を深め、「Non mi rompete(お手を触れないで)」などの代表曲を生み出した。1975年にはEL&Pが設立したマンティコア・レーベルより世界進出作『Banco』をリリースし、英語圏をはじめとする国外でも高い評価を獲得した。

変遷と現代への継承

1980年代以降はポップス路線へのアプローチや創設メンバーであるジャンニ・ノチェンツィの離脱など紆余曲折を経験しながらも、精力的に活動を継続。2014年にはバンドの象徴であったディ・ジャコモが交通事故で急逝するという悲劇に見舞われたが、残されたヴィットリオ・ノチェンツィを中心に新体制で再起を果たした。半世紀を超えてイタリアン・シンフォニック・ロックの気高き精神を体現し、今なお世界中のリスナーを魅了し続けている。

ジャンル・スタイル

Rock Prog Rock
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