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Band Of Horses(バンド・オブ・ホーセズ)は、2004年に米ワシントン州シアトルで結成されたインディー・ロック・バンドである。インディー・ロックの骨格にサザン・ロックやアメリカーナ、オルタナティヴ・カントリーの要素を取り込み、広大なリバーブを効かせた叙情的なギターサウンドと突き抜けるハイトーン・ボーカルで高い評価を得ている。
カルト的な人気を集めたスロウコア・バンドCarissa's Wierdの解散後、ドラマーだったベン・ブリッドウェル(ボーカル、ギター)を中心に結成された。幾度ものメンバーチェンジを経ながらも、ベン・ブリッドウェルが一貫して唯一のオリジナルメンバーとしてソングライティングとフロントマンを務め、バンドのアイデンティティを確立し続けている。
過去にはマット・ブルック(元Carissa's Wierd)や、長年リズム隊を支えたクレイトン・バレット(ドラム)、キーボードのライアン・モンロー、ギターのタイラー・ラムジーらが主要な編成を支えた。
シアトルの名門インディー・レーベルSub Popと契約を結び、2006年にファースト・アルバム『Everything All the Time』をリリース。同作の冒頭を飾る「The Funeral」は、静謐なアルペジオからエモーショナルな轟音ギターへと一気に爆発するドラマチックな展開と、メランコリックな美しさで絶大な反響を呼んだ。ピッチフォークをはじめとする音楽メディアで2000年代を代表する名曲に選出されたほか、数多くの映画やドラマに起用され、バンドを代表する世界的なアンセムとなった。
2007年のセカンド・アルバム『Cease to Begin』では「Is There a Ghost」や「No One's Gonna Love You」などが支持を集め、メロディメーカーとしての存在感を強固にした。2010年にはメジャーレーベル移籍作となるサード・アルバム『Infinite Arms』を発表し、全米ビルボードチャート初登場7位を記録。第53回グラミー賞において「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」にノミネートされるなど、商業的にも大きな成功を収めた。
その後もグリン・ジョンズをプロデューサーに迎えた『Mirage Rock』(2012年)や、ジェイソン・ライトル(Grandaddy)を迎えた『Why Are You OK』(2016年)、そして原点回帰を果たした『Things Are Great』(2022年)とコンスタントに秀作を発表。アメリカン・ルーツ・ミュージックの温もりとオルタナティヴ・ロックのダイナミズムを体現するバンドとして息の長い活動を続けている。