Blue Magic

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Blue Magic

Blue Magicとは

Blue Magicは、1972年にペンシルベニア州フィラデルフィアで結成されたソウル・ヴォーカル・グループだ。メンバーはTed Mills、Richard Pratt、Keith Beaton、Wendell Sawyer、Vernon Sawyerの5人で、Ted Millsがリーダーを務めた。

結成の経緯

グループの出発点には、The DelfonicsのRandy CainがTed MillsをWMOTに紹介した流れがある。その時期にオーディションを受けていた他のメンバーと組む形でグループがまとまり、当初はShade Of Loveという名前でも活動していた。後にTed Millsが中心人物としてグループをまとめていく。

音楽的な特徴

Blue Magicの音は、フィラデルフィア・ソウルの流れをくむものだ。WMOTプロダクションを通じてAtcoと契約し、シグマ・サウンドのハウス・バンドMFSBの演奏を背景に、整ったアレンジと滑らかなコーラスを聴かせた。Ted Millsのファルセットも大きな特徴で、バラードでその持ち味がよく出ている。

スタイルとしては、Funk / Soulに分類されるが、実際にはソウル・ヴォーカル・グループとしての色合いが強い。ハーモニーを軸にしながら、フィリー・ソウルらしいリズムとメロディの作り方がはっきりしている。

代表曲とヒット

1974年の「Sideshow」は、Blue Magicを代表する曲として知られている。MFSBのギタリスト、Bobby EliとVinnie Barrettが書いた楽曲で、Ted Millsのファルセットを生かしたバラードとしてヒットした。R&Bチャートで1位、ポップ・チャートで8位を記録し、100万枚以上を売り上げてゴールド・ディスクにも認定されている。

同じ作家コンビによる「Three Ring Circus」も、ポップ36位、R&B5位を記録した。さらに、Margie Josephとのデュエット「What's Come Over Me」も知られている。1972年から1976年の間には、R&Bチャートでトップ20ヒットを6曲出している。

アルバムと活動の流れ

Blue Magicは1974年から1989年の間に8枚のアルバムを発表した。デビュー作『Blue Magic』は1974年にリリースされ、Billboard 200で45位、R&Bアルバム・チャートで4位を記録している。レーベルはAtcoのあと、Capitol、Mirage、OBRへと移っていった。

1970年代後半には人気が落ち着いたが、1988年に再結集している。1989年にはBig Daddy Kaneのアルバムにも参加していて、後の世代の作品にも名前が見える。

メンバーとその後

  • Ted Mills: リード・テナー、ファルセット、グループのリーダー
  • Richard Pratt: ベース
  • Keith Beaton: テナー
  • Wendell Sawyer: リード・バリトン
  • Vernon Sawyer: バリトン

Richard Prattは2022年3月に69歳で、Keith Beatonは2023年1月に72歳で亡くなっている。2025年4月28日には、Stylisticsらとともにアトランティック・シティ・ウォーク・オブ・フェイムに殿堂入りしている。

Blue Magicを聴くときのポイント

Blue Magicを追うなら、まずは「Sideshow」と「Three Ring Circus」から入るのがわかりやすい。どちらもフィリー・ソウルらしい編曲と、Ted Millsの声の使い方がはっきり出ている。アルバムでは、デビュー作『Blue Magic』がグループの基本形をつかむうえで見やすい一枚だ。

フィラデルフィアで生まれたソウル・ヴォーカル・グループとして、1970年代のチャートにしっかり足跡を残したのがBlue Magicだ。代表曲とデビュー作を押さえるだけでも、当時のフィリー・ソウルの作り方が見えてくる。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Soul
toast