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Breakwaterは、1971年にフィラデルフィアで結成されたファンク/ソウル・バンドだ。中心にいたのはキーボードのKae Williams Jr.で、結成当時はまだ15歳の「キーボードの神童」だった。マネージャーは父親のKae Williams Sr.で、彼はザ・シルエッツの1950年代末のドゥーワップの大ヒット「Get a Job」を書いた人物として知られている。初期メンバーの何人かは学校で知り合っている。リード・ボーカルとトランペットのGene Robinson、ベースのSteve Green、ドラムのJames “Gee” Jones、ギターのLincoln “Zay” Gilmore、パーカッションのJohn “Dutch” Braddock、木管のVince Garnell(Dutton)とGreg Scott、そしてKae Williams Jr.の8人編成だった。
普段はスロー・ジャムを得意としながら、ロックやファンクの要素も取り込んだ。
Breakwaterは1978年にクライヴ・デイヴィスのアリスタと契約し、同年にセルフタイトル作『Breakwater』を発表した。1979年には「Work It Out」「No Limit」「You Know I Love You」がシングルとして出ている。なかでもGreg Scott作、Rick Chertoffプロデュースの「You Know I Love You」は、1979年9月にBillboardのトップ・シングル・ピックに選ばれた。
2作目の『Splashdown』は1980年にリリースされ、カリフォルニア州サンタバーバラで録音された。「Splashdown Time」「Say You Love Me Girl」「Release the Beast」がシングルになっている。バンドのタツノオトシゴのロゴは、AC/DCやテッド・ニュージェントのロゴで知られるデザイナー、Gerard Huertaが手がけた。
ラジオやチャートでより恵まれたコン・ファンク・シャンとよく比べられるが、主流のシーンで長く活躍することはなかった。
『Splashdown』はのちに、Broward Palm Beach New TimesのTom Bowkerに「ファンクの傑作」と呼ばれた。「Release the Beast」は、2005年にダフト・パンクが「Robot Rock」でシンセサイザーのリフをサンプリングしたことで再び注目を集めた。ダフト・パンク側はライナーでこの曲をクレジットしている。
「Robot Rock」は全英ダンス・チャート1位、全英シングル・チャート32位となった。トーマ・バンガルテルはこの曲を「ヘヴィなロックのコードの力へのトリビュート」と語っている。2023年には、Reese'sのハロウィーン広告でも「Release the Beast」が使われた。
Breakwaterは1980年にアリスタを離れたあと解散し、ほとんど跡形もなく消えた。その後、Kae Williams Jr.の死去を経て、Gene Robinson Jr.、Jimmy Jones、John Braddock、Greg Scott、Steve Greenの5人のオリジナル・メンバーで再結成している。2014年10月にはフィラデルフィアのWarmdaddy'sで11人編成のライブが行われ、2017年1月にはロンドンのブルックリン・ボウルでの公演も告知された。
作品の再発も進み、2010年にはGet On Downから2枚のアルバムがCD化され、2016年にはExpansionから2作をまとめたCDも出ている。