Earth And Fire

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Earth And Fire

Earth And Fireとは

Earth And Fireは、オランダのフォールスホーテン/フォールブルフ出身のロック/ポップ・バンドだ。中心になったのは、1960年から「ザ・シンギング・ツインズ」として活動していた双子の兄弟、クリス・クールツ(ギター)とジェラルド・クールツ(キーボード)で、そこに女性ボーカルのイェルネイ・カーフマン、ベースのハンス・ジーク、ドラムスのトン・ファン・デル・クレイが加わり、最も成功した編成が固まった。

活動の始まりとメンバー構成

バンドは「ザ・スウィンギング・ストリングス」を経て、1968年にEarth And Fireを名乗った。メンバー情報を見ると、時期によって編成の変化はあるが、核になったのはクールツ兄弟とジャーニー・カーフマンの組み合わせだった。クリスがギター、ジェラルドがキーボードを担当し、バンドの音の方向性を作っていった。

  • クリス・クールツ: ギター
  • ジェラルド・クールツ: キーボード
  • イェルネイ・カーフマン: ボーカル
  • ハンス・ジーク: ベース
  • トン・ファン・デル・クレイ: ドラムス

ヒット曲で広がった人気

Earth And Fireは、1970年から74年にかけてオランダのチャートでほぼ途切れることなくトップ5ヒットを出している。「Seasons」は2位、「Ruby Is the One」は5位、「Memories」は1位を記録した。「Maybe Tomorrow, Maybe Tonight」も3位に入っている。初期の代表曲としては「Wild & Exciting」「Invitation」も挙げられる。

単なるアルバム志向のバンドではなく、シングルでの実績がはっきりしているのがこのグループの特徴だ。特に「Seasons」や「Ruby Is the One」は、バンドの名前を広く知られるきっかけになった曲として扱われている。

音楽性の変化

初期のEarth And Fireは、サイケデリックなポップ・ロックを土台にしていた。その後、ハモンド・オルガンに加えてメロトロンやシンセサイザーを取り入れ、シンフォニック・ロック寄りのサウンドへ進んでいく。もともとキーボードを担うジェラルド・クールツがいたこともあり、鍵盤の比重が高いバンドだった。

1971年の『Song of the Marching Children』や1973年の『Atlantis』では、LP片面を使った組曲にも取り組んでいる。こうした長尺構成は、当時のオランダのプログレッシブ・ロックを語るうえで外せない要素になっている。

1975年の『To the World of the Future』では、さらにシンセサイザーの比重が増し、ディスコ的な要素も入りはじめる。1977年の『Gate to Infinity』、1979年の『Reality Fills Fantasy』、1981年の『Andromeda Girl』、1982年の『In a State of Flux』と進むにつれて、時代ごとのポップ/ロックの変化も反映していった。

代表作として挙げられるアルバム

アルバムの中では、1971年の『Song of the Marching Children』と1973年の『Atlantis』がよく挙げられる。どちらもメロトロンやシンセサイザーを使った構成がはっきりしていて、バンドの音作りがよくわかる作品だ。『Song of the Marching Children』には、編集版としてシングル化された「Storm & Thunder」も入っている。

一方で、1975年の『To the World of the Future』は、よりシンセサイザー中心の方向に進んだ作品として見られている。後期の作品では、ディスコの流れに近い曲調も出てくる。

「Weekend」とその後

最大のヒットは1979年の「Weekend」だ。この曲はオランダ、デンマーク、ドイツ、ポルトガル、スイスで1位を獲得している。ディスコ・ナンバーとして成功し、ヨーロッパ大陸での人気をさらに押し広げた。

ただし、英国や米国ではチャート面で大きな成功にはつながっていない。活動の中心はあくまでオランダとヨーロッパ大陸にあった。

活動停止と再結成

バンドは1983年にいったん活動を停止した。その後、1987年から1990年にかけて一時的に再結成し、1989年には再結成アルバム『Phoenix』を発表している。これが再始動期の記録として残っている。

Earth And Fireの位置づけ

Earth And Fireは、オランダのロック/ポップ・バンドとしてヒット曲を持ちながら、シンフォニック・ロックやプログレッシブ・ロックの要素も取り入れていったグループだ。シングルでの成功と、組曲形式を含むアルバム作品の両方が残っている点が特徴になっている。

ポップな入口と、鍵盤を軸にした長めの構成の両方を持っているので、70年代オランダのロックをたどるときに外しにくいバンドだと思う。

ジャンル・スタイル

Rock Pop Rock Symphonic Rock
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