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Love Unlimited Orchestraは、1973年にカリフォルニア州サンペドロでバリー・ホワイトが結成したオーケストラだ。約40人編成で、ストリングスを大きく前に出したサウンドを特徴としている。バリー・ホワイト本人や、彼がプロデュースした女性ヴォーカル・トリオ、Love Unlimitedのバックを務める一方で、1970年代前半から1983年まで単独名義のアルバムやシングルも発表した。
このグループは、バリー・ホワイトの制作体制の中で重要な役割を担っていた。ホワイトの作品やLove Unlimitedの録音では、オーケストラが伴奏の核になっている。編成にはストリングスだけでなく、ギター、ベース、ドラム、サックスが加わり、ソウルやディスコの土台を支える形で機能していた。
参加メンバーには、Lee Ritenour、Gene Page、Melvin Ragin、Ray Parker Jr.、David T. Walker、Nathan East、Ernie Watts、Don Peake、Willie Seastrunk、Kenny Gorelick、Charyn Harrisなどの名前がある。こうした顔ぶれからも、当時のR&Bやフュージョン周辺のミュージシャンが集まっていたことがわかる。
Love Unlimited Orchestraの最大のヒットは、1973年のインストゥルメンタル「Love's Theme」だ。この曲はバリー・ホワイトが1965年に書いていたもので、Love Unlimitedのアルバム『Under the Influence of... Love Unlimited』(1973年)と、オーケストラのデビュー作『Rhapsody in White』(1974年)の両方に収録された。
シングルは1973年11月に発売され、1974年初頭にはBillboard Hot 100で1位を記録した。アダルト・コンテンポラリー・チャートとカナダでも1位、全英では10位となり、RIAAのゴールド認定も受けている。ポップ・インストゥルメンタルとして大きな成功を収めた曲として扱われている。
「Love's Theme」では、ジーン・ペイジとバリー・ホワイトがアレンジを担当し、ウィルトン・フェルダーのベース、ディーン・パークスやデヴィッド・T・ウォーカー、ワー・ワー・ワトソンらのギターが加わった。大編成のストリングス、ワウ・ギター、厚みのあるリズム・セクションが前面に出た作りで、後に広がるディスコ・サウンドに影響を与えたとされている。
このオーケストラの音作りは、ジャズ、ファンク、ソウル、ディスコが重なる地点にある。ストリングスを使いながらも、リズムの押し出しがはっきりしていて、ソウル・ジャズやジャズ・ファンクの要素も見えやすい。
1974年の『White Gold』では「Satin Soul」がポップ・チャート22位を記録した。1970年代半ばにはレイ・パーカー・ジュニアが在籍し、1976年には若い頃のKenny Gorelick、つまりKenny Gもサックス奏者として加わっている。
当初は20th Century Recordsから作品を出していたが、1981年までにバリー・ホワイト自身のレーベルUnlimited Goldへ移った。1983年のアルバム『Rise』が最後の作品となり、その年に活動を終えている。