The Time

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The Time

The Timeとは

The Timeは、ミネソタ州ミネアポリスで結成されたファンク/ソウル・バンドだ。プリンスがワーナー・ブラザースと結んだ契約の条件を使い、自作曲の受け皿として立ち上げたプロジェクトとしても知られている。映画『アイドルメーカー』(1980年)の影響を受け、既存のミネアポリスのファンク/R&Bグループ、Flyte TymeやEnterpriseのメンバーを集めて始動した。

メンバー構成と役割

バンドの中心には、モーリス・デイのボーカル、ジェシー・ジョンソンのギター、ジミー・ジャムことジェームズ・ハリスIIIとテリー・ルイスのキーボード/ベース、ジェリービーン・ジョンソンのドラム、モンテ・モアのキーボード、ジェローム・ベントンのダンサー兼盛り上げ役といった顔ぶれがいた。当初のボーカルはアレクサンダー・オニールだったが、プリンスに解雇され、モーリス・デイが後任になった。

プリンスとの関係

デビュー作『The Time』(1981年)は、プリンスがほぼ一人で制作したアルバムとして知られている。収録曲はプリンスが書き、演奏も担当し、プロデュースは別名義の「ジェイミー・スター」を使っていた。モーリス・デイには、プリンスの仮歌を一音一音なぞる形で歌うことが求められたという。

バンドの成立自体がプリンス主導だった一方で、後にはライバル関係も目立つようになる。1982年の「Controversy」ツアーでは前座を務め、その際にプリンス側との間で強い張り合いが生まれたとされる。プリンスとバンドの一部が舞台袖から前座のThe Timeに卵を投げつけ、終演後にジェシー・ジョンソンが壁のコート掛けに手錠でつながれた、というエピソードも残っている。

初期の代表作とライブでの存在感

1982年の『What Time Is It?』は全米26位を記録し、「777-9311」を生んだ。この頃にはすでに、ライブの現場で最も勢いのあるバンドのひとつになっていた。

1984年の『Ice Cream Castle』では、全米20位を記録した「Jungle Love」と「The Bird」がヒットしている。ただし、R&Bチャートでは多くのヒットを出しながらも、スーパースターの域には届かなかった。

『パープル・レイン』とのつながり

The Timeはプリンスの映画『パープル・レイン』(1984年)にも出演している。

ジャム&ルイスのその後

1983年、ジミー・ジャムとテリー・ルイスは、他レーベルのアーティスト制作でアトランタにいた際、吹雪で足止めされてサンアントニオ公演に間に合わず、解雇された。そこから二人は、1980〜90年代を代表するソングライター/プロデューサー・チームとして活動していく。

解散、再結成、そして改名

1985年にモーリス・デイが脱退すると、残ったメンバーはザ・ファミリーとして再出発した。1990年にはプリンスの『Graffiti Bridge』関連プロジェクトでオリジナル・メンバーが再結集し、アルバム『Pandemonium』を発表している。ここからの「Jerk Out」は全米9位を記録し、バンド最大のヒットになった。

その後、2011年には「The Original 7ven」名義で『Condensate』をリリースした。2022年には「Morris Day and the Time」の名称をめぐって、プリンスの遺産管理団体との間で権利を主張する動きもあった。

その後

ミネアポリスのクラブ「ファースト・アヴェニュー」の外壁に星が描かれていることや、2008年のグラミー賞でリアーナと共演したこと、2017年のグラミー賞でプリンスへのトリビュート演奏を行ったことも知られている。

ドラマーのジェリービーン・ジョンソンは2025年11月21日に69歳で亡くなった。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Funk
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