Funk Inc.

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Funk Inc.

Funk Inc.とは

Funk Inc.(ファンク・インク)は、1969年にアメリカ・インディアナ州インディアナポリスで結成されたジャズ・ファンク/ソウル・ジャズ・クインテットだ。メンバーは、ボビー・ワトリー(オルガン、ヴォーカル)、ユージン・バー(テナー・サックス)、スティーヴ・ウィークリー(ギター)、ジミー・マンフォード(ドラム、ヴォーカル)、セシル・ハント(コンガ)の5人で構成されていた。

結成から解散までの流れ

結成後、ジャズ・オルガン奏者の巨匠ブラザー・ジャック・マクダフの推薦を受け、名門プレスティッジ・レコーズのプロデューサー、ボブ・ポーターの目に留まり契約につながった。1971年にはセルフタイトルのデビュー作『Funk Inc.』を発表し、その後も『Chicken Lickin'』(1972年)、『Hangin' Out』(1973年)、『Superfunk』(1973年)、『Priced to Sell』(1974年)と、1970年代に計5枚のアルバムを同レーベルに残した。グループは1976年に解散している。

音楽的な特徴

Funk Inc.のサウンドは、オルガン、ギター、サックス、コンガが前面に出る重厚なジャズ・ファンクが中心だ。演奏の軸には重心の低いドラムと粘りのある反復リフがあり、そこにオルガンのフレーズとホーンの掛け合いが重なる。ソウル・ジャズの流れも強く、ジャズの即興性とともに太いグルーヴを維持する構成が際立つ。

ボビー・ワトリーのオルガンとヴォーカル、ユージン・バーの太いテナー・サックス、スティーヴ・ウィークリーのソウルフルなギター、ジミー・マンフォードの力強いドラム、そしてセシル・ハントのコンガが一体となり、ファンキーで温かみのあるアンサンブルを生み出している。

代表曲とサンプリングの広がり

彼らの名前を世界的に知らしめた曲が、デビュー作に収録されたクール&ザ・ギャングのカヴァー「Kool Is Back」だ。ここで聴けるジミー・マンフォードのドラム・ブレイクとホーンのリフは、ヒップホップのサンプリング素材として定番化した。

この曲はブレイクビーツ・コンピレーション『Ultimate Breaks & Beats』にも収録され、多くのプロデューサーに参照された。さらに、1983年にロック・バンドのイエス(Yes)が発表した世界的ヒット「Owner of a Lonely Heart(ロンリー・ハート)」でこの音源のブレイクとホーン・ヒットがサンプリングされたことでも広く知られている。

再評価と現在

Funk Inc.の音楽は、1980年代後半以降のアシッド・ジャズやレア・グルーヴの潮流の中で熱狂的に再評価された。オルガン主体の編成、抜けの良いタイトなドラム、泥臭いコンガのビートは、世界中のDJやアナログ盤リスナーから愛され、ジャズ・ファンクの古典的カタログとして高い人気を誇り続けている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Jazz Funk Jazz-Funk
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