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Jocelyn Brown(ジョスリン・ブラウン)は、1950年11月25日生まれ、アメリカ・ノースカロライナ州キンストン出身のヴォーカリスト、作詞家、アーティストだ。1970年代のディスコから1980年代のブギー/R&B、さらに1990年代以降のハウス・ミュージックまで、長くクラブ・シーンを牽引してきた。
音楽一家に育ち、叔母のBarbara Roy(Ecstasy, Passion & Pain)の影響を受けて歌い始め、幼少期には教会でゴスペルを歌い実力を磨いた。1970年代に入るとニューヨークを拠点にスタジオ・シンガーとして活動を広げ、数多くのディスコやソウルの作品に参加した。
参加作にはMusique、Inner Life、The Salsoul Orchestra、Disco Tex & His Sex-O-Lettes、Van McCoy、Evelyn King、Gloria Gaynor、Phyllis Hyman、Vicki Sue Robinson、Melba Moore、Roberta Flack、Cerrone、Chic、Changeなどがあり、ディスコ/ソウルの数々の名作を支えた。
特に重要なのが、Patrick AdamsとGreg CarmichaelによるプロジェクトInner Lifeでの活動だ。Jocelyn Brownはここでリード・ヴォーカルを担当し、「I'm Caught Up (In a One Night Love Affair)」(1979年)や「Ain't No Mountain High Enough」(1981年)などで圧倒的な存在感を示した。ガラージ・ディスコやクラブ・ソウルを語るうえで、Inner Lifeの名と彼女の歌声は切り離せない。
1984年には妹アネット・ブラウンと共作したソロ・シングル「Somebody Else's Guy」を発表。米BillboardのR&Bシングル・チャートで2位を記録し、80年代アーバン・ブギー/ソウル屈指のマスターピースとして時代を超えて愛され続けている。
1985年の「Love's Gonna Get You」でのフレーズ「I've got the power!」は、1990年にSnap!が「The Power」でサンプリングしたことで世界的な大ヒットとなった。彼女の力強い歌声はハウスやヒップホップのプロデューサーに定番ネタとして数多くサンプリングされている。
1990年代に入ってからもダンス・ミュージックの現場で活動を続け、1991年にはIncognitoの「Always There」(Ronnie Lawsのカバー)に参加し世界的なヒットを記録。Masters At Workによるハウス・リミックスでもクラブ・クラシックとなった。
その後もTodd TerryやMartha Washら多くのプロデューサーやアーティストと共演を重ね、クラブ・ミュージックの歴史において最も影響力のある女性ヴォーカリストのひとりとしてリスペクトを集めている。