Khemistry

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Khemistry

Khemistryとは

Khemistry(ケミストリー)は、アメリカ・ワシントンD.C.を拠点に活動した男女3人組のソウル/ブギー・グループである。メンバーはマリー・カウンシル(Marie Council)、シャール・ヘイズ(Shirl Hayes)、キムス・ナイト(Kimus Knight)の3名からなり、洗練されたヴォーカル・ハーモニーとアーバンなグルーヴを特色とした。

唯一のアルバム『Khemistry』と制作背景

1982年、名門コロンビア・レコード(Columbia Records)よりセルフタイトルのデビュー・アルバム『Khemistry』を発表。エグゼクティブ・プロデューサーはマーヴィン・ゲイの移籍を手がけた名伯楽ラーキン・アーノルド(Larkin Arnold)が務め、プロデュースと楽曲制作をボビー・サーストンやシャロン・レッドなどのヒットで名を馳せた名コンビ、ウィリー・レスター&ロドニー・ブラウン(Willie Lester & Rodney Brown)が担当した。

演奏陣にはロドニー・ブラウンのギターをはじめ、名歌手・鍵盤奏者のアル・ジョンソン(Al Johnson)やカルヴィン・ブランソンらが参加。ニューヨークの名門シグマ・サウンド・スタジオやヴァージニアのバイアス・スタジオで録音・ミックスが行われ、80年代初頭特有の極めて高水準なスタジオ・ワークが刻み込まれている。

サウンドの特徴と代表曲

Khemistryの魅力は、80年代初頭のアーバン・コンテンポラリー/モダン・ソウルの優美さと、シンセサイザーやスラップ・ベースが跳ねるエレクトリック・ファンク/ブギーの心地よい融合にある。3人の親密で滑らかなコーラス・ワークと、都会的なソングライティングが全編を貫いている。

アルバムの白眉である「Can You Feel My Love」は、きらびやかなシンセ・リフと軽快なカッティング・ギター、躍動するベースラインが一体となったモダン・ソウル/ブギー・ダンサーの至宝。さらに、弾けるようなアップテンポ「I Got a Feeling」や、甘美なメロウ・バラード「Whatever It Takes」「Savor a Full Love」など、粒ぞろいの名曲が揃っている。

レアグルーヴ・シーンでの再評価

グループはアルバム1作のみを残して活動を終えたものの、1980年代末から90年代にかけての英米レアグルーヴ/モダン・ソウル・シーンや、日本のソウル・コレクターの間で「Can You Feel My Love」を中心に熱烈な再評価が巻き起こった。オリジナルLPは希少なコレクターズ・アイテムとして高値で取引され、後年には正規CD/LPリイシューも実現。80年代初頭のモダン・ソウル/アーバン・ブギーを代表する名作として、今なお世界中のダンスフロアやリスナーに愛され続けている。

ジャンル・スタイル

Electronic Funk / Soul Boogie Disco Funk Soul
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