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Rufus & Chaka Khanは、アメリカ・イリノイ州シカゴ出身のファンク/ソウル・バンドだ。グループの前身は、1968年に「Bend Me, Shape Me」をヒットさせたシカゴのバンド、American Breedにさかのぼる。その後、1969年に「Smoke」、1970年に「Ask Rufus」として再編され、のちにRufusを名乗るようになった。バンド名の「Ask Rufus」は、雑誌の相談コラムから取られている。
1972年、脱退するボーカリストのポーレット・マクウィリアムスの推薦で、友人のチャカ・カーンが加入した。ここからバンドの存在感が大きく変わっていく。Rufusは演奏力のあるバンドとして活動していたが、チャカ・カーンの加入後は、彼女の声を前面に出した形で知られるようになった。
大きな転機になったのが1974年のアルバム『Rags to Rufus』だ。この作品でバンドは大きくブレイクした。スティーヴィー・ワンダーが書いた「Tell Me Something Good」は、全米ポップ・チャートとR&Bチャートの両方で3位を記録し、ゴールド認定とグラミー賞を獲得している。同作からは「You Got the Love」もポップ・チャート11位のヒットになった。
その後も「Sweet Thing」がポップ・チャートのトップ5入りを果たし、「Once You Get Started」もポップ10位を記録した。1983年には「Ain't Nobody」が最後の大きなヒットになり、R&Bチャート1位、ポップ・チャート22位を記録している。この曲でもグラミー賞を受賞した。
チャカ・カーンの存在感が増すにつれて、グループは「Rufus featuring Chaka Khan」、さらに「Rufus & Chaka」と名乗るようになった。1978年にチャカ・カーンがソロ・デビューしたあとも、バンドとしての活動は続いた。1979年にはクインシー・ジョーンズのプロデュースで『Masterjam』を発表し、R&Bアルバム・チャート1位を獲得している。
最終的には、ライブ・アルバム『Stompin' at the Savoy』を最後にバンドは解散した。
Rufus & Chaka Khanの演奏は、ファンクとソウルを軸にしながら、ロックの要素も混ざっている。ギターのトニー・メイデン、キーボードのケヴィン・マーフィーとデヴィッド・“ホーク”・ウォリンスキー、ベースのボビー・ワトソン、ドラムスのアンドレ・フィッシャーやジョン・ロビンソンといったメンバーが、リズムの強いバンドサウンドを作っていた。
そこにチャカ・カーンの力強いボーカルが乗る形で、グループの個性がはっきりしていた。楽曲ごとにファンク寄りのグルーヴが前に出る曲もあれば、ソウル色の強いバラードもあり、ヒット曲の幅が広い。
Rufus & Chaka Khanは、チャカ・カーンをスターとして押し上げたバンドとして知られている。代表曲は現在もサンプリングや引用の対象になっていて、関連サイトのWhoSampledでも多くの楽曲が確認できる。バンドとしての活動は終わっているが、1970年代のファンク/ソウルを語るときには外しにくい存在だ。
2011年と2017年にはロックの殿堂にノミネートされている。シカゴ発のバンドとして、ファンクとソウルの両方でヒットを残したグループとして記録されている。