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Sharon Jones & The Dap-Kings(シャロン・ジョーンズ&ザ・ダップ・キングス)は、アメリカ・ニューヨークのブルックリンを拠点に活動したディープ・ファンク/レトロ・ソウル・バンドだ。圧倒的な歌唱力を誇る女性シンガーのシャロン・ジョーンズと、ベーシスト兼プロデューサーのガブリエル・ロス(ボスコ・マン)率いるザ・ダップ・キングスを中心に結成。名門インディペンデント・レーベル「ダップトーン・レコード(Daptone Records)」の看板バンドとして、2000年代以降のヴィンテージ・ソウル復興ムーヴメントを世界的に牽引した。
シャロン・ジョーンズは1956年生まれ、ジェームス・ブラウンと同じジョージア州オーガスタ出身。幼少期から教会でゴスペルを歌って育ち、若い頃からバック・コーラスを務める傍ら、生活を支えるためライカーズ島の刑務官や現金輸送車の警備員としても長年勤務していた。
1990年代半ば、デスコー・レコード(Desco Records)の録音セッションを通じてガブリエル・ロスと出会い、40代にして本格的にリード・シンガーとして見出された。遅咲きながら、その天性の魂のこもった歌声はすぐにシーンの注目を集めた。
デスコー・レコード解散後、ガブリエル・ロスとサックス奏者のニール・シュガーマンがブルックリンでダップトーン・レコードを設立。Sharon Jones & The Dap-Kingsは、そのカタログ第1弾(DAP-001)として2002年に1stアルバム『Dap Dippin' with Sharon Jones and the Dap-Kings』を発表した。
ブルックリンのアナログ・スタジオ「House of Soul」で8トラック・オープンリールにより録音された生々しく骨太なサウンドは、往年のファンク/ソウル愛好家を熱狂させた。
ザ・ダップ・キングスは、その卓越した演奏力と本物のヴィンテージ・グルーヴで高い評価を獲得。マーク・ロンソンがプロデュースしたエイミー・ワインハウスの世界的歴史的名盤『Back to Black』(2006年)で全面的なバッキング演奏を担当したことで、バンドの名は一気に世界中へと轟いた。
その直後にリリースされた3rdアルバム『100 Days, 100 Nights』(2007年)や、4thアルバム『I Learned the Hard Way』(2010年、全米ビルボード15位)が大ヒットを記録。世界各国の大型フェスティバルで喝采を浴びるトップ・バンドへと躍進した。
2014年のアルバム『Give the People What They Want』は、第57回グラミー賞「最優秀R&Bアルバム」にノミネートされた。
2013年に膵臓がんと診断され過酷な闘病を強いられるも、化学療法を受けながら力強くステージに立ち続けた。その不屈の軌跡は、バーバラ・コップル監督のドキュメンタリー映画『ミス・シャロン・ジョーンズ!(Miss Sharon Jones!)』(2015年)に克明に記録されている。
2016年11月18日、60歳で逝去。翌2017年には遺作となったアルバム『Soul of a Woman』が発表され、現代に本物のソウル・ミュージックを蘇らせた不世出のアイコンとして今も讃えられ続けている。