The Flock

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The Flock

The Flockとは

The Flockは、シカゴ出身のロック・バンドだ。1965年にリック・キャノフとフレッド・グリックスタインを中心に結成され、もともとはガレージ・ロックのバンドとして活動を始めた。1960年代後半になると、ホーン・セクションとヴァイオリンを前面に出した編成へ広がり、ジャズ・ロック/フュージョン寄りのサウンドへ移っていった。

活動の流れ

初期には、1966年から1968年にかけてDestinationやUSAといった地元レーベルからシングルを出している。1969年にはColumbiaと契約し、デビュー・アルバム『The Flock』を発表した。この作品は全米48位を記録した。

続く1970年の2作目『Dinosaur Swamps』は全米96位を記録している。同年には、キンクスの「Tired of Waiting for You」のカバーもシングルで出した。2作目の後、バンドはいったん活動を停止した。

その後、1975年にフレッド・グリックスタインを中心とした新編成で再始動し、Mercuryから3作目『Inside Out』を発表した。ここではフェリックス・パパラルディがプロデュースを担当している。ヴァイオリンはマイク・ザイドウスキーに交代し、キーボードも加わった。バンドはこの時期、以前より整理されたフュージョン寄りの方向に進んでいた。

2004年には、ザイドウスキー参加のライブ盤『Live in Europe』がリリースされた。2014年には、1977年に録音された未発表音源をまとめた『Heaven Bound: The Lost Album』が出ている。2024年6月には、シカゴのラヴィニア・フェスティバルで再結成公演も行っている。

音楽的な特徴

The Flockの名前がよく挙がる理由は、ロック・バンドの編成にヴァイオリンを入れた点にある。中心人物のジェリー・グッドマンは、もともとバンドのローディーだったが、その後ヴァイオリン奏者として前面に出てきた。ホーンとヴァイオリンが並ぶ編成は、当時のロック・バンドとしてはかなり目立つ構成だった。

初期のガレージ・ロックから、ジャズ・ロック、フュージョン、プログレッシブ・ロックへと軸足を移していった流れも、このバンドの特徴だ。『The Flock』や『Dinosaur Swamps』では、ロックの土台に管楽器とヴァイオリンが重なる形で演奏されている。『Inside Out』では、そこにキーボードが加わり、より整ったフュージョン寄りの音作りになっている。

メンバーと関わりのある名前

公開されている情報を見ると、The Flockにはジェリー・グッドマン、フェリックス・パパラルディ、フランク・ポサ、リック・キャノフ、ロン・カープマン、ジェリー・スミス、トム・ウェブ、フレッド・グリックスタイン、マイク・ザイドウスキー、ジョン・ガーバー、リック・マンといった名前が並ぶ。特にグッドマンは、その後ジョン・マクラフリンのマハヴィシュヌ・オーケストラに参加し、ソロ活動でも知られるようになった。

また、『Inside Out』のプロデュースを手がけたフェリックス・パパラルディは、クリームやマウンテンとの関わりで知られている。こうした人脈からも、The Flockが当時のロック/フュージョン周辺の動きとつながっていたことが見えてくる。

ディスコグラフィーの要点

  • 『The Flock』(1969年)
  • 『Dinosaur Swamps』(1970年)
  • 『Inside Out』(1975年)
  • 『Live in Europe』(2004年)
  • 『Heaven Bound: The Lost Album』(2014年、1977年録音の未発表音源)

ひとこと

The Flockは、シカゴのローカルなガレージ・ロックから始まり、ヴァイオリンとホーンを軸にしたジャズ・ロック/プログレッシブ・ロックへ進んだバンドだ。活動期間は長くないが、アルバムごとに編成と方向性を変えながら、ロックの中で管楽器とヴァイオリンをどう鳴らすかを試していたグループとして記録されている。

ジャンル・スタイル

Rock Prog Rock
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