Mike Oldfield - Impressions (1980)
Mike Oldfield 1980

Mike Oldfield - Impressions (1980)

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Mike Oldfield「Impressions」について

Mike Oldfieldの「Impressions」は、1980年に出た作品をまとめたUK盤のコンピレーションで、1981年にTellydiscからリリースされたレコード。タイトルどおり、オールドフィールドの多面的な作風を一枚に集めた内容で、初期の代表曲やアルバム収録曲を横断して聴ける構成になっている。

Mike Oldfieldは、1973年の「Tubular Bells」で広く知られるUKのマルチ・インストゥルメンタリスト。長尺の組曲的な構成、楽器の重ね方、フォーク寄りの旋律、ロックの推進力を同居させる作りで評価されてきた人で、この「Impressions」でもその特徴がよく見える。Virgin時代の主要曲を、別の切り口でまとめた編集盤という位置づけだ。

収録内容の特徴

マスターノートによると、A面はあるアルバムから、B面は別のアルバムから、C面はさらに別のアルバムからの曲を中心に構成されている。D面はノンアルバム・シングルをまとめた内容で、そこに「On Horseback」と「Sailor's Hornpipe」だけ既発LPから入っている。

注目点は、C面の「I Got Rhythm」がアルバム版とは別テイクで、このコンピレーションだけのバージョンになっていること。編集盤ながら、単なる抜粋にとどまらない要素が入っている。

聴きどころ

この種の編集盤では、オールドフィールドの“長い曲を作る人”という印象と、“メロディの分かりやすさ”が同時に見えやすい。ギター、キーボード、民族楽器的な響きが層になって進む一方で、旋律の芯は比較的はっきりしている。細部を追う楽しさと、フレーズ単位で耳に残る部分が並ぶ感じ。

実際に聴くと、曲ごとの色分けがはっきりしていて、組曲的な流れのある楽曲と、シングル向けのまとまりが同じ盤面に並ぶのが面白い。アルバム単位で追ってきた人には、時期ごとの作風の差が見えやすい構成だ。

代表曲との関係

Mike Oldfieldの代表作といえば「Tubular Bells」がまず挙がるし、一般的には1983年の「Moonlight Shadow」も広く知られている。この「Impressions」は、そうした大きなヒットの前後を含む時期の楽曲を整理して聴ける編集盤として見られる。クリスマス曲「In Dulci Jubilo」で知られる側面とはまた別に、ロック寄りの構成力を確認できる内容でもある。

当時の文脈

1980年前後のMike Oldfieldは、プログレッシブ・ロックの文脈にいながら、より短い曲やシングル的なフォーマットにも触れていく時期。GenesisやYesのような同時代の英国プログレ勢と比べると、バンドの合奏感よりも、ひとりで多重録音を組み立てる方法に重心がある。そのため、編集盤でも「作者の手つき」が前に出やすい。

盤としての見どころ

このレコードはUKのバジェット・レーベル、Tellydiscからのリリース。オリジナルの作品群を別レーベル側でまとめたもので、アルバム本編の再発というより、既発曲を再構成したコンピレーション盤という性格が強い。オリジナル盤を追うのとは少し違って、曲単位でMike Oldfieldの入口を作るタイプの一枚になっている。

「Impressions」という題名の通り、ひとつの大作だけでなく、複数の時期の印象を並べて見せる編集。Mike Oldfieldの初期〜中期の輪郭を、かなり実用的に切り取ったレコードだ。

トラックリスト

  1. A Tubular Bells - Live: Part 1 28:42
  2. B Ommadawn: Part 1 19:14
  3. C1 Airborne 5:06
  4. C2 Platinum 6:03
  5. C3 Charleston 3:17
  6. C4 Punkadiddle 4:56
  7. C5 I Got Rhythm 4:43
  8. D1 Guilty 4:00
  9. D2 Pipe Tune 2:31
  10. D3 In Dulci Jubilo 2:50
  11. D4 Wreckorder Wrondo 2:31
  12. D5 Cuckoo Song 3:15
  13. D6 On Horseback 3:25
  14. D7 Portsmouth 2:00
  15. D8 Sailor's Hornpipe 1:32

動画

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