Bombers

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Bombers

Bombersとは

Bombersは、1978年にモントリオールで動き出したカナダのディスコ・プロジェクトだ。中心にいたのは、ポップ・ロック系のプロデューサーとしても知られるジョージ・ラギオスと、ディスコ・プロデューサーのパット・デセリオ。デセリオはKebekelektrikやRational Youthにも関わった人物で、当時のモントリオールのディスコ/エレクトロニック・シーンをまたいで活動していた。

活動歴と作品

Bombersは短い期間に2枚のアルバムを残している。スタジオ・グループとしての色合いが強く、メンバーにはMarty Simon、Walter Rossi、Tamara Lorincz、Mack L. Jones、Billy Workman、Tore Bratseth、Jan Terje Pedersenらがクレジットされている。

代表曲としてよく挙げられるのが、Babe Ruthの「The Mexican」をカヴァーしたバージョンと、「(Everybody) Get Dancin'」だ。特に「(Everybody) Get Dancin'」は1979年にUKシングルチャートで37位を記録し、米R&Bチャートにも入っている。

音楽的な特徴

Bombersのサウンドは、ディスコを軸にElectronicとFunk / Soulの要素が重なっている。とくに「The Mexican」では、1972年にBabe Ruthが発表した原曲を、うねるベースラインとブレイクを前に出したディスコ・アレンジに組み替えている。ロック寄りの楽曲をダンスフロア向けに作り直す手つきが、このプロジェクトのわかりやすい特徴だ。

一方で「(Everybody) Get Dancin'」では、シングルとして広く流通する形のディスコ・トラックを作っていて、クラブ用途だけでなくチャートでも結果を残している。スタジオ制作を前提にしながら、踊れるリズムと歌ものの要素を両立させている点が目立つ。

プロデューサーたちとのつながり

Bombersを語るうえでは、パット・デセリオの周辺活動も外せない。彼はKebekelektrikでの仕事を通じて、モントリオールのディスコ/エレクトロニック制作に深く関わっていた。Kebekelektrikは、ジノ・ソッチョがラヴェルの「ボレロ」をディスコ化した企画を、架空のグループ名で出すために作られたプロジェクトとして知られている。

その後、デセリオはRational Youthのアルバム『Cold War Night Life』(1982年)にもプロデューサーとして参加している。Bombersは、こうしたモントリオール発のディスコ/シンセ系プロジェクトの流れの中に置いて見ると、活動の輪郭が見えやすい。

聴きどころ

  • 「The Mexican」のカヴァーで、原曲をディスコ向けに組み替えた構成
  • 「(Everybody) Get Dancin'」のチャート実績と、シングル曲としての作り
  • モントリオールの制作陣が持っていたディスコとエレクトロニックの接点
  • スタジオ・グループらしい、演奏とプロデュースの比重が大きい作り

関連して聴きたい流れ

Bombersを入口にすると、同じくパット・デセリオが関わったKebekelektrikや、後年のRational Youthまでつながっていく。カナダのディスコやシンセポップの制作史をたどるときに、Bombersはその途中に置いておきたい名前だ。

ジャンル・スタイル

Electronic Funk / Soul Disco
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