Bombers - Bombers 2 (1979)
Bombers『Bombers 2』
カナダ・モントリオールを拠点に活動したスタジオ・ディスコ・プロジェクト、Bombersが1979年に発表したセカンド・アルバム。ロック/ポップス畑の名プロデューサーGeorge Lagiosと、スペース・ディスコの伝説的ユニットKebekelektrikなどで知られるPat DeSerioの2人が主導して制作された。本国カナダ盤はケベックの名門Telsonから、US盤はニューヨークの伝説的ダンス・レーベルWest End Recordsからリリースされ、世界中のダンスフロアを席巻した。
制作背景・エピソード
本作の最大のハイライトは、オープニングを飾るメガ・ヒット「(Everybody) Get Dancin'」。Mack L. JonesとMarty Simonがペンを執ったこの楽曲は、9分を超える長尺のフロア向けダンサーとして制作され、US盤の12インチ・シングルでは当時新進気鋭のDJ/リミキサーであったフランソワ・ケヴォーキアン(François Kevorkian)がミックスを担当した。
さらにSide Bには8分半に及ぶコズミックなシンセ・ディスコ大作「Disco Galaxy」をはじめ、哀愁漂うラテン調の「Pistolero」、ファンキーなグルーヴが光る「Shake」などが収録され、Pat DeSerioならではのスペーシーなシンセサイザー・ワークとダイナミックなパーカッションが存分に活かされている。
時代の文脈
1970年代末期、モントリオールはニューヨーク、パリ、ミュンヘンと並ぶ「世界屈指のディスコの首都」として黄金期を迎えていた。ジーノ・ソシオ(Gino Soccio)やボリス・ミッドネイ(Boris Midney)、そしてPat DeSerioらが手掛けたカナディアン・ディスコは、ヨーロッパ由来のエレクトロニックなスペース感覚と、北米ソウル由来のパワフルなファンクネスを兼ね備えた独特の洗練を誇っていた。
本作はそのモントリオール・サウンドの結晶であり、名門West End Recordsを通じてニューヨークのアンダーグラウンド・クラブシーンへ直結した象徴的アルバムである。
後世への影響とサウンドの聴きどころ
「(Everybody) Get Dancin'」は、Paradise Garageでラリー・レヴァン(Larry Levan)にヘヴィ・プレイされたことで決定的なガラージ・クラシックとしての栄誉を獲得。怒涛のベースライン、分厚いブラスとストリングス、そして中毒性の高いコール&レスポンスが生み出す熱気は圧巻で、Billboardのナショナル・ディスコ・アクション(Dance Club Songs)チャートで最高3位を記録した。
また「Disco Galaxy」もコズミック・ディスコ〜イタロ・ディスコのDJ陣に長く愛され、後年のシカゴ・ハウスやニュー・ディスコ世代のプロデューサーたちにも多大なインスピレーションを与え続けている。
トラックリスト
- A1 (Everybody) Get Dancin' 9:24
- A2 Pistolero 5:28
- B1 Disco Galaxy 8:29
- B2 Shake 5:17
- B3 Let's Dance 4:55
動画プレイリスト
このアーティストについて
Bombersは、1978年にモントリオールで動き出したカナダのディスコ・プロジェクトだ。中心にいたのは、ポップ・ロック系のプロデューサーとしても知ら...
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