Alison Moyet - Alf (1984)
Alison Moyet 1984

Alison Moyet - Alf (1984)

Pop New Wave Synth-pop

Alison Moyet『Alf』

元ヤズーのアリソン・モイエが1984年に発表したソロ・デビュー作。タイトルは彼女の長年のあだ名に由来し、CBSがその名前をアルバム題名に使うことを提案したという。モイエはヴィンス・クラークとのデュオ、ヤズーで名を上げたが、ヤズーは1983年、2枚目のアルバムの発表を前に解散を発表した。モイエは推定100万ポンドでCBSと契約したものの、ヤズーのアメリカ側レーベルから差し止めを受け、1984年に和解が成立するまで本格的な作業に入れなかった。

制作背景

プロデュースはトニー・スウェインとスティーヴ・ジョリー。バナナラマやスパンダー・バレエを手がけた直後の2人とモイエが組み、曲作りも3人で進めた。電話越しに書かれた曲もあったという。セッションは約3か月かかり、録音とデジタル・ミックスはロンドンのOdyssey Studiosで行われた。収録曲のうち「Invisible」だけは、モータウンのホーランド=ドジャー=ホーランドのひとり、ラモント・ドジャーが書いた曲である。

時代の文脈

『Alf』は1984年11月5日発売。全英アルバム・チャート1位、ニュージーランドでも1位を記録し、イギリスではマルチ・プラチナ、世界累計は約300万枚とされる。シングルは「Love Resurrection」が全英10位、「All Cried Out」が8位、「Invisible」が全英21位、全米31位。「Invisible」はモイエのシングルとして全米最高位になった。翌1985年にはブリット・アワードで最優秀英国女性ソロ・アーティスト賞を受賞している。

アメリカではBillboard 200で45位まで上がり、モイエのアルバムとしては最高成績。レビューは割れ、Rolling Stoneはアレンジを批判し、英誌Number Oneは曲作りと歌を評価した。後年のAllMusicは、ところどころプロダクションが過剰だとしつつ、「Invisible」をアルバムの白眉として挙げている。

その後の位置づけ

モイエはのちにこのアルバムと距離を置くようになった。自分で方向を選ぶ前に、大衆的な成功が先に自分を決めてしまったと感じていたためだという。それでも年月を経て、「距離が愛を生む」とも語っている。2016年にはBMGから、リミックスや別ヴァージョン、「That Ole Devil Called Love」のカバーを加えたデラックス・エディションが出た。

トラックリスト

  1. A1 Love Resurrection
  2. A2 Honey For The Bees
  3. A3 For You Only
  4. A4 Invisible
  5. A5 Steal Me Blind
  6. B1 All Cried Out
  7. B2 Money Mile
  8. B3 Twisting The Knife
  9. B4 Where Hides Sleep

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

Alison Moyet

Alison Moyet

Alison Moyet(アリソン・モエ、本名:Genevieve Alison Jane Moyet)は、1961年6月18日生まれ、英国エセックス州出身のシンガー・ソングライターだ。...

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