Ed Wynne - Tumbling Through The Floativerse (2022)
Ed Wynne『Tumbling Through The Floativerse』について
『Tumbling Through The Floativerse』は、Ozric Tentaclesの中心人物として知られるEd Wynneによるソロ作品で、2022年にリリースされたアルバムです。出身はイングランド南西部のSomerset、リリースはヨーロッパ盤で、Kscopeから出ています。ギター、シンセサイザー、作曲を軸にしたEd Wynneらしい作品として、エレクトロニックとロックの要素が前面に出た一枚です。
Ed Wynneというアーティスト
Ed Wynneは1961年6月3日生まれのギタリスト、シンセ奏者、コンポーザーです。長くOzric Tentaclesのリーダーとして活動し、Nodens Ictusでも知られる人物で、サイケデリック・ロックの文脈では重要な存在に数えられることが多いです。ソロ作では、バンド活動とは少し違う形で、自分の音作りや構成感覚を前に出しやすい位置づけになっているように見えます。
作品の輪郭
本作は、電子音のレイヤーとロックの推進力が同居する内容です。Kscopeという、プログレッシブ系の現在進行形の音楽を扱うロンドン拠点のレーベルから出ている点も、この作品の立ち位置をわかりやすくしています。Ozric Tentaclesで知られるサイケデリックな感触を引き継ぎつつ、ソロ名義ならではのまとまりで聴かせるアルバム、という見方ができそうです。
ジャンル表記としてはElectronic、Rock、スタイルはPsychedelic Rock。実際にも、電子的な質感とバンド的なドライブ感が並ぶタイプの作品として受け取れます。派手な歌モノ中心というより、音の動きや展開そのものを追う楽しさがある一枚です。
この時期のEd Wynneとして
2022年時点でのEd Wynneのソロ作品ということで、長年のキャリアを持つプレイヤーが、現在の自分の音をどうまとめるか、という意味合いも感じられます。Ozric Tentaclesのファンにとっては、彼のギターやシンセの感覚をより直接的に味わえる作品として位置づけられそうです。
注目点
- Ed Wynneのソロ名義による2022年作
- 電子音とロックの要素が並ぶ構成
- Kscopeからのヨーロッパ盤
- Ozric TentaclesやNodens Ictusにつながる作家性
サイケデリック・ロック、プログレッシブ系、電子音楽の交点にある作品として、Ed Wynneの現在地を示すアルバムと言えそうです。
トラックリスト
- A1 Oilyvoice
- A2 Seen The Sun
- A3 Magnetophoria
- B1 Floating Plates
- B2 Infinity Curtains
- B3 Starseeds