Aurra - A Little Love (1982)
Aurra『A Little Love』
オハイオ州デイトンのファンク・バンドSlaveから派生したAurraが、Salsoul Recordsから出した1982年作。中心にいるのはSteve Washingtonで、Slaveの元メンバーだったCurt Jones、Starleana Young、Thomas Lockettらの流れを受けながら始まったグループだが、固定されたバンドというより、メンバーが行き来する拡大家族のような関係で動いていた。『A Little Love』は1982年1月に出た3枚目のアルバムで、House of Musicで録音とミックスが行われた。
制作の背景と参加者
本作では、Steve Washingtonが曲作り、プロデュース、アレンジを担当し、自身もベースやProphet-5、Omni IIのシンセサイザーを演奏している。リード・ヴォーカルはStarleana YoungとCurt Jones。さらに、表題曲の共作者でもあるRaymond Jacksonがベースで参加し、A.C. Drummerがギター、Philip Fieldがキーボード、Kevin Gradyがキーボード、Kevin MooreとThomas Lockett Jr.がドラムで加わった。
収録曲の「It's You」には、Kay Linseyに着想を得たというクレジットがある。
時代の文脈
先行シングル「Make Up Your Mind」は1981年11月に出され、Aurra名義での最大のヒットになった。R&Bチャートでは6位、Hot 100では71位を記録している。アルバム自体もBillboard 200で38位、R&Bアルバム・チャートで12位に入り、グループの作品の中では最も成功したタイトルになった。
のちにCurt JonesとStarleana YoungはAurra名義をめぐる争いの後、Déjàとして活動を続け、1987年にはVirginから出した「You and Me Tonight」をR&Bチャート2位まで伸ばしている。
その後の再発
本作は2013年にイギリスのBBR Recordsから再発されている。
曲ごとの評され方
音楽ブログ「Derek's Music Blog」では、本作をAurraの最高のアルバムとして扱い、「Make Up Your Mind」を「タフでファンキー」と書き、スラップ・ベースを強く評価している。「Patience」は「失われたマドンナの曲のよう」、「Checking You Out」は「洗練された、上品で、抗えないほどキャッチーな曲」と評された。表題曲については、Raymond Jacksonのベースがシックを思わせる、よりAurraらしい曲だと記している。
同じレビューでは、シングルにならなかったバラード「It's You」を惜しむ言葉もあり、Starleana Youngの歌では「In My Arms」が最も高く評価されている。Youngこそがグループの本当のスターだった、というのが評者の見方である。
トラックリスト
- A1 Make Up Your Mind 6:25
- A2 Patience 4:57
- A3 It's You 5:18
- A4 Checking You Out 5:58
- B1 A Little Love 5:15
- B2 In My Arms 4:50
- B3 Still Free 4:12
- B4 Thinking Of You 5:55
動画プレイリスト
このアーティストについて
Aurra(オーラ)は、1979年にオハイオ州デイトンで結成されたファンク/ソウル/ポスト・ディスコ・グループだ。名門ファンク・バンド、スレイヴ(Sla...
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