James Brown - Sex Machine Today (1975)
James Brown 1975

James Brown - Sex Machine Today (1975)

Funk / Soul Funk Soul Disco

James Brown『Sex Machine Today』

1975年3月にPolydorから出た『Sex Machine Today』は、ジェームス・ブラウンが70年代半ばに録音したアルバムで、タイトル曲の再録音を軸にまとめられた作品だ。録音は1975年1月4日から3月1日にかけて、ニューヨークのA & R StudiosとSound Ideas Studiosで行われている。プロデューサーはチャールズ・ボビット、制作の監修と編曲はトロンボーンのフレッド・ウェズリーが担当した。

制作背景・エピソード

演奏の中心はJ.B.'sで、フレッド・ウェズリー、メイシオ・パーカー、St. Clair Pinckney、ジミー・ノーラン、“Sweet” Charles Sherrell、ジャボ・スタークスらが参加した。ブラウン自身もクラヴィネットを弾いている。「Problems」だけは別編成で録られており、コーネル・デュプリーとジョー・ベックのギター、ルー・ソロフのトランペット、ジョー・ファレルのテナー・サックス、ピー・ウィー・エリスのバリトン・サックスが加わった。ジョー・ベックは「Sex Machine」にもギターを重ねている。

収録曲では、A面の「Sex Machine Part I And Part II」が1970年のヒット「Get Up (I Feel Like Being a) Sex Machine」の長尺再録音になっている。こちらはブラウン自身による12分のバージョンで、「I Feel Good」も1965年の「I Got You (I Feel Good)」の再録音だ。B面の「Dead On It」は、ブラウンとフレッド・ウェズリーの共作で、13分におよぶ曲だ。シングルは「Sex Machine」が1975年3月24日、「Dead On It」が6月に出された。

時代の文脈

レーベルには「JAMES BROWN - MINISTER OF NEW NEW SUPER HEAVY FUNK」と記されている。Orlando Weeklyは、1975年までにジェームス・ブラウンのソウル王国が崩れつつあったと書き、アルバムの売れ行きが落ち、オリジナルのJ.B.'sがすでに去り、ディスコが彼のファンクのグルーヴを奪っていたと述べた。その一方で、ブラウンは自らを「ヘヴィ・ファンクの大臣」と名乗り、泥臭い音楽を録音して応えたともまとめている。前年には、70年代のブラウンで最も成功したアルバムとされる『The Payback』が出ていた。

後世への影響

1998年には、70年代後半から80年代前半の曲を集めた編集盤『Dead on the Heavy Funk 1975–1983』が出ている。Orlando Weeklyはこの編集盤に触れ、1970年版より遅いテンポの「Sex Machine」について、「今でも強烈な一撃を持っている」と書き、この時期のブラウンを精彩を欠くと切り捨ててきた批評家を黙らせるはずだと述べた。

評価

評価は厳しい。ロバート・クリストガウはC+を付け、「ツンドラにいる人のもとにこのテープだけが空輸されたら、リメイクは天の恵みだろう。だが、別のヴァージョンの『Sex Machine』を持っているなら、そちらのほうが良い」と書いた。残るのはシンセサイザーと、ほかのミュージシャンが自分の真似をしているという不満、そして毛深い脚へのけなし文句だけだ、とも皮肉っている。AllMusicは星1つとしている。

トラックリスト

  1. A1 Sex Machine Part I And Part II 12:05
  2. A2 I Feel Good 3:05
  3. A3 Problems 2:45
  4. B1 Dead On It 13:10
  5. B2 Get Up Off Of Me 3:56
  6. B3 Deep In It 4:44

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

James Brown

James Brown

James Brown(ジェームス・ブラウン、本名James Joseph Brown Jr.)は、1933年5月3日にサウスカロライナ州で生まれ、2006年12月25日にアトランタで逝...

James Brown のプロフィール・作品一覧

James Brown の他のレビュー

Share
戻る

あわせて聴きたい "Disco"

toast