Beyoncé - Dangerously In Love (2003)
Beyoncé『Dangerously In Love』
2003年にコロンビア・レコーズから登場した、ビヨンセのソロ・デビュー作。デスティニーズ・チャイルドのリード・シンガーとして世界的に知られていた彼女が、グループの一時活動休止を経て制作したアルバムで、ここからソロ名義のキャリアが本格的に始まる。US盤はColumbia(C2 86386)からのリリースで、ジャケットにはバーコード上のプロモ用ステッカーが貼られた個体もある。内袋には歌詞、グラフィック、写真を収めたプリント入りインナー・スリーヴが付属する。
制作背景・エピソード
制作にはリッチ・ハリソン、スコット・ストーチ、ロドニー・ジャーキンスらが参加し、当時交際を公にし始めたジェイ・Zも関わっている。先行シングル「Crazy in Love」では、リッチ・ハリソンが見つけたザ・チー・ライツの1970年曲「Are You My Woman? (Tell Me So)」のブラス・リフをサンプリングし、楽曲の核に据えた。「Baby Boy」にはショーン・ポールが参加し、ダンスホール・レゲエの要素を前面に出した構成になっている。ほかにも、「Naughty Girl」ではドナ・サマーの「Love to Love You Baby」を引用し、「The Closer I Get to You」ではルーサー・ヴァンドロスとのデュエットを収録している。
時代の文脈
2000年代初頭のヒップホップ/R&Bのクロスオーバーの中で、この作品はその流れの中心に置かれたアルバムとして語られてきた。収録曲には、ヒップホップのビート感、ダンスホール・レゲエ、アラビック調の旋律、70年代ディスコ/ソウルのサンプリングが並ぶ。グループの一員としての活動から離れ、ソロでは大人の女性としての官能性やアイデンティティを前面に出した作品として制作されている点も、この時期のビヨンセの立ち位置をはっきり示している。
収録曲と反応
アルバムからは「Crazy in Love」と「Baby Boy」が大きなヒットになった。前者は8週連続全米1位、後者は9週連続全米1位を記録している。第46回グラミー賞では「最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム賞」を含む計5部門を受賞した。世界累計売上は1,100万枚を超えたとされる。こうした数字に加えて、収録曲の配置も印象的で、アップテンポのシングルからソウル・バラードまでがひと続きに並ぶ構成になっている。
後世への影響
「Crazy in Love」のイントロにあるブラス・ファンファーレとダンスは、以後のポップ・カルチャーでも繰り返し参照されてきた。ローリング・ストーン誌の「歴代最高の曲500選」でも、21世紀の楽曲として上位に挙げられている。「Baby Boy」でのショーン・ポールとの掛け合いも、ポップとダンスホールの接続例として記憶されている。ジェイ・Zとの関係を含め、ここで提示されたビヨンセ像は、その後のソロ作品へつながる出発点になった。
トラックリスト
- A1 Crazy In Love 3:55
- A2 Naughty Girl 3:28
- A3 That's How You Like It 3:39
- B1 Baby Boy 4:04
- B2 Hip Hop Star 3:42
- B3 Be With You 4:20
- C1 Me, Myself And I 5:01
- C2 Yes 4:19
- C3 Signs 4:57
- C4 Speechless 6:00
- D1 The Closer I Get To You 4:57
- D2 Dangerously In Love 2 4:53
- D3 Beyoncé Interlude 0:16
- D4 Gift From Virgo 2:43
- D5 Daddy 4:57
動画プレイリスト
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Beyoncé - Crazy In Love ft. JAY Z
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Beyoncé - Naughty Girl
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Beyoncé - Baby Boy ft. Sean Paul
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Hip Hop Star (Album Version)
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Be With You (Album Version)
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Beyoncé - Me, Myself And I
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Yes (Album Version)
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Signs (Album Version)
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Speechless (Album Version)
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That's How You Like It (Album Version)
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The Closer I Get to You
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Dangerously In Love
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Beyoncé Interlude (Album Version)
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Gift from Virgo (Album Version)
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Beyoncé - Work It Out (Video)
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Daddy (Album Version)
このアーティストについて
Beyoncé(ビヨンセ)は、1981年9月4日生まれ、アメリカ・テキサス州ヒューストン出身のシンガー、ソングライター、俳優だ。まずはグループDestiny's C...
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