Guillotine - Guillotine (1971)
Guillotine『Guillotine』(1971年)
Guillotineの1971年作『Guillotine』は、US盤で登場したアルバムで、ジャズ、ロック、ファンク/ソウルの要素をまたぐ作品だ。アーティストはフレンチ・カナディアンのジャズ・ロック・バンドとして知られており、この1枚もその立ち位置をそのまま示す内容になっている。
作品の輪郭
収録スタイルとしては、ブルース・ロック、ジャズ・ロック、サイケデリック・ロックが並ぶ。どれか1つに収まりきるタイプではなく、バンド編成の厚みを生かした演奏主体のアルバムとして捉えやすい。メンバーにはPierre Nadeau、Robert Turmel、Paul Morin、Carole Breval、Paul Dalonzo Jr.、François Petrari、Jean Morin、Joe Trivisonno、André Morinらが名を連ねている。
タイトルがそのままバンド名でもあり、初期作らしい自己提示の強さがある。少なくともディスコグラフィー上では、1971年という時点でGuillotineというバンドの輪郭を示す重要な1枚と見てよさそうだ。
サウンドの印象
実際に聴くと、ロックの推進力の上に、ジャズ由来のフレーズや展開、ファンク寄りのリズム感が重なるタイプの作りで、曲ごとの色の違いがはっきりしている。ギター、鍵盤、リズム隊の絡みが前に出る場面が多く、歌を中心に押し切るというより、演奏の流れで聴かせる場面が目立つ。
ブルース・ロックの骨格、ジャズ・ロックの組み立て、サイケデリック・ロックの音色感が同居していて、70年代初頭の北米ロックの文脈にしっかり置ける内容だ。派手な装飾よりも、バンドのテンションやアレンジの動きで持っていく印象がある。
時代背景と位置づけ
1971年という年は、ロックがより長い曲構成や演奏重視の方向へ広がっていた時期でもある。その流れの中で、Guillotineのこのアルバムも、当時のジャズ・ロックやサイケデリック・ロックの空気を反映した作品として見える。比較対象を挙げるなら、同時代のハード寄りジャズ・ロックや、ブルースを土台にしたサイケデリック系バンドの周辺に置きやすい。
アーティスト情報としては、70年代にBlack SabbathやJoe Cockerの大規模コンサートの前座を務める予定だったものの、Paul Morinの大きな健康上の問題でキャンセルになったというエピソードが残る。結果として実現しなかった大きな機会ではあるが、当時このバンドに注目が集まっていたことはうかがえる。
このアルバムについて
- アーティスト: Guillotine
- タイトル: Guillotine
- オリジナルリリース年: 1971年
- リリース国: US
- レーベル: Ampex Records (A-10122)
- ジャンル: Jazz / Rock / Funk / Soul
- スタイル: Blues Rock / Jazz-Rock / Psychedelic Rock
代表曲や大きなヒット曲については、今回の情報では確認できない。アルバム全体でバンドの演奏と時代の空気を聴くタイプの作品として受け取るのが自然だ。
まとめ
『Guillotine』は、フレンチ・カナディアンのジャズ・ロック・バンドが1971年に残した、ロックの骨格とジャズ、ファンクの感触が交差するアルバムだ。USのAmpex Recordsから出たこの1枚は、当時のジャズ・ロック周辺の流れをたどるうえで、ひとつの具体的な記録として見えてくる。
トラックリスト
- A1 Hands Of Children 4:31
- A2 Those Years Have Gone By 5:15
- A3 Don't Need Your Love 4:52
- A4 Anniversary 4:13
- A5 Feel Better 2:51
- B1 Crow Bait 2:35
- B2 If You Don't Call That Love 4:29
- B3 Jonathan 4:27
- B4 I Can't Believe It 10:39
動画
- Guillotine - Those Years Have Gone By
- GUILLOTINE Guillotine 01 - 02
- GUILLOTINE Guillotine 03 - 04
- GUILLOTINE Guillotine 05 - 06
- GUILLOTINE Guillotine 07 - 08