Hummingbird - We Can't Go On Meeting Like This (1976)
Hummingbird『We Can't Go On Meeting Like This』
Hummingbirdの2作目『We Can't Go On Meeting Like This』は、1976年にA&M Recordsから出た作品。前作の流れを引き継ぎつつ、編成を入れ替えたうえで作られていて、バンドの中心はBobby Tench(ギター、ヴォーカル)とMax Middleton(キーボード)。ここにBernard “Pretty” Purdieがドラマーとして加わり、さらにRobert Ahwaiも参加している。プロデュースはIan “Sammy” Samwell。女性コーラスとしてLiza Strike、Madeline Bell、Joanne Williamsもクレジットされている。
制作背景と参加メンバー
このアルバムでは、ドラマーがBernard “Pretty” Purdieに交代している点が大きい。加えて、Robert Ahwaiの参加で演奏の層が厚くなり、Bobby TenchとMax Middletonを軸にしたセッション色の強い布陣になっている。女性コーラス陣の参加も記録されていて、サウンドの補強要素として明示されている。
HummingbirdはJeff Beck Group周辺から派生した英国のミュージシャン集団として紹介されており、70年代半ばのロックにR&B、ソウル、ファンクを持ち込んだ文脈で語られている。本作はその流れをさらに進めたものとして扱われ、米国のPurdieが加わったことで、英国的なハードロック寄りというより、グルーヴ重視の方向へ寄ったと評されている。
時代の文脈
『We Can't Go On Meeting Like This』は、Hummingbirdのキャリアの中では2作目にあたり、バンドの編成と方向性がよりはっきり見える一枚として位置づけられている。『Gramophone』は彼らを「英国のセッション・ミュージシャンの精鋭」と捉え、ロックを多層的に演奏できる集団として紹介していた。
同作についての後年の紹介では、前作より黒っぽいグルーヴが強くなったという見方が目立つ。特に「Fire and Brimstone」ではドラムの入り方が話題にされていて、複数のインスト曲を含む構成も含め、演奏の職人芸を味わう作品として語られている。日本語圏の紹介でも、ファンク/ゴスペル寄りの濃いグルーヴと、アナログ時代らしい人力感が魅力として触れられている。
補足
当時の主要チャートについては、Billboardの「Album Radio Action」で“breakout”として扱われた痕跡がある一方、全米・全英の具体的な順位は確認できていない。作品の輪郭としては、Bobby TenchとMax Middletonを中心に、Purdieをはじめとする参加者が加わった1976年のHummingbirdの記録として押さえておきたいところ。
トラックリスト
- A1 Fire And Brimstone 4:57
- A2 Gypsy Skys 5:20
- A3 Trouble Maker 3:14
- A4 Scorpio 4:14
- A5 We Can't Go On Meeting Like This 4:19
- B1 The City Mouse 4:49
- B2 A Friend Forever 5:30
- B3 Heaven Knows (Where You've Been) 4:05
- B4 Snake Snack 4:29
- B5 Let It Burn 5:02
動画プレイリスト
このアーティストについて
Hummingbirdは、1974年に結成された英米混成のバンドだ。中心人物は、Jeff Beck Groupでヴォーカル/ギタリストを務めていたBobby Tenchで、そこにMax...
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