Karthago - Love Is A Cake (1978)
Karthago『Love Is A Cake』
『Love Is A Cake』は、ドイツのバンド、Karthagoが1978年に出した作品。既にバンド末期にあたる時期の録音で、公開情報ではこれが最後のアルバムとして扱われている。タイトル曲を含むこの作品では、Joey Albrechtがギターとベースを担い、Ringo Funkがドラムで参加した編成が確認できる。
制作背景・エピソード
制作の経緯としては、1977年夏にAlbrechtがRingo Funkをハンブルクのクラブ「Logo」で誘い、泥酔した勢いで加入を承諾したというエピソードが残っている。その後、練習とツアーを経て、Karthagoは1977年末まで活動し、このアルバムが最後の録音になった。録音はコンラッド・プランクのスタジオで行われたとされる。収録曲の解説では、Albrechtがギターとベースを兼ね、ファンク系やディスコ寄りの要素も取り入れていたことが示されている。
曲ごとの紹介では、「Rock’n Roll Man」が流れのよいアップテンポ曲として触れられ、コーラスと多重ギターが評価されている。「Love Is a Cake」では、Albrechtのボイスボックスを使ったギター・サウンドが印象的とされ、「Love は与え合いだ」というメッセージが強調されている。「Woman」では高速で技巧的なギター/シンセ・ソロ、「Dreams of Love」では精密なリズム・ギターが聴きどころとして挙げられている。
時代の文脈
Karthagoは1970年代前半に活動を重ねたのち、メンバー交代を経てこの作品に至っている。バンドの経歴を見ると、初期はヘビーなギターやファンキーなボーカルを持つ作風で始まり、その後は『Second Step』、『Rock'n'Roll Testament』、『Live At The Roxy』へと進んだ。『Love Is A Cake』は、その流れの最後に置かれたアルバムで、以前の作品群とは異なる方向の楽曲が並ぶ。
1978年の西ドイツで活動したKarthagoの末期作として、当時のラインナップの入れ替わりも大きい。公開情報では、この時期の録音と活動の中心にJoey Albrecht、Ringo Funk、そして制作を支えた関係者たちがいたことが読み取れる。バンドはこの作品の後に解散しており、Karthagoのディスコグラフィーの中でも区切りの一枚として残る。
再発と受け止められ方
後年の再発盤紹介では、少数ながら高い評価が付いている一方で、ディスコやMOR寄りで「安全すぎる」「匿名的」と見る声もある。主要なチャート実績は確認されていないが、再発盤としては一定の関心を保っている。
『Love Is A Cake』は、Karthagoの末期に残された作品として、録音時のエピソードと曲単位の細かな紹介が残るアルバム。バンドの歩みの中では、活動終盤の記録として位置づけられる一枚だ。
トラックリスト
- A1 Rock 'N Roll Man
- A2 The Friend
- A3 Rosie
- A4 Remember
- A5 I Will Live
- B1 Love Is A Cake
- B2 Woman
- B3 Dreams Of Love
- B4 Doing The Best I Can
- B5 Crazy Woman
- B6 Ira Lee